へルムホルツの共鳴器
音の通路に分岐して設けられる細い首の開口部と、それに連なる空洞部で構成される装置のこと。首部の気体を質量、空洞部の気体をばねとする振動系を形成し、その系が共振(共鳴)すると、首部が取り付けられている通路の音を吸収する消音器のひとつで、機械系におけるダイナミックダンパーに相当する。吸・排気系におけるパイプの共鳴などで間題となる特定周波数の音を低減する場合、同じ周波数を共鳴周波数とするへルムホルツ共鳴器が有効で、通常、吸・排気消音器本体の一部をこれに適用する。
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