はめあい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 09:17 UTC 版)
軸受は一般に回転する部分と接する軌道輪をその回転するもの(歯車、軸など)と固定する必要がある。一方、回転しない側の軌道輪はすべりも可能なように固定しないことが多い。スラスト軸受では、両側を固定する必要がある。軸受と軸やハウジングの接する面を「はめあい面」と呼び、固定する場合を「しまりばめ」、固定しない場合を「すきまばめ」と呼ぶ。 1本の軸に2つの軸受けを取り付ける場合、温度によって軸が膨張したり収縮することを考慮しなければならない。このとき両方を軸に対して固定すると、膨張によってアキシャル荷重が生じ、軸受が破損する恐れがある。したがって、少なくともどちらか一方は軸上をすべることができるよう固定しないでおく。 「すきまばめ」では、「しめしろ」として少なくとも4µmが必要である。これは、旋盤で加工した「はめあい面」の粗さが一般に1.6µmから3.2µmとなっているためである。
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