拝見させていただきます
別表記:拝見させて頂きます
相手の持ち物などを「見せてもらう」という意味で用いられることのある言い回し。「拝見」は「見る」の謙った表現、同じく「させていただく」は「する」の謙った表現。語形は典型的な二重敬語であり誤用に近い噴飯物の表現であるが、「させていただく」の使役的ニュアンス(相手の許可を得て行うという意味合い)が功を奏する(というか他にうまい表現がない)ため、違和感があっても敢えて用いられる場合がある、たとえば「切符を相手にわざわざ出させる必要がある」ような場面では「拝見します」だけでは要請のニュアンスが足りず「見せていただきます」では敬意のニュアンスが足りない等の事情で「拝見させて頂きます」が穏当な表現と判断されやすい。
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