すえ‐ぜん〔すゑ‐〕【据(え)膳】
据膳
読み方:すえぜん
- (一)女の方より男に情交を挑みかかること。「-食はねば男の恥だ」。(二)労せずして、他より或事物の供給を受くること。
- 女の方より男にいどむこと。
- 据膳。女より情交を男に挑むこと「据膳喰はねば男の恥」といへる俗謡あり。「据膳を嫌ひ息子は買食し」「さあさあと二の膳までも下女は据え」「いやならばおよしと膳をきざに据え」。
- 女の方から男に挑みかかることをいふ。又一般に物事を供へて人に勧めることをいふ。本来は食膳を人の前に据ゑ置くことである。又「お膳を据ゑる」ともいふ。俗に「据膳喰はぬは男の恥ぢ」といふ。〔情事語〕
- 女の方から盛んに誘つて愛慾を捧げること。〔花柳界〕
- 女子の方から男に挑みかかることをいふ。又一般に物事を供へて人に勧めることをいふ。本来は食膳を人の前に据ゑ置くことである。又「お膳を据ゑる」ともいふ。俗に「据膳喰はぬは男の恥ぢ」といふ。
- 女の方から盛んに愛慾をささげることをいふ。又一般に物事を供へて人に勧めることをもいふ。
- 女より男に情交を拒むこと。
- 女の方から男に挑むこと。又ちやんと準備して人を待つこと。
- 女の方から盛んに男に愛情を捧げること。据膳、女を膳に形容し、いつでも客(男)に食べられるのを待つところより。〔花〕
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