循環参照
循環参照とは、数式において、いくつかの変数が互いの数値を参照しようとすることによってエラーとなる状態のことである。
例えば、変数Aが変数Bの情報を必要とし、変数Bは変数Aの情報を必要としている場合、Aの値を決定するためにはBが参照しているAの数値が決まっていないといけないという矛盾が生じてエラーとなる。
循環参照は、表計算ソフトでセルの選択を間違い、数式の中にそのセル自身を使ってしまっている状態としてよく発生する。プログラミングなどでも循環参照が発生してエラーとなる場合がある。
循環参照が発生すると、計算結果が確定せずにエラーとなるが、計算を繰り返す回数をあらかじめ指定しておけば、循環参照を含む式で計算を実行することはできる。
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