シートフィルム
フィルムはもともとはシート状で、1枚1枚カメラに装填して撮影した。それがロールフィルムの発明で、1回装填すると何コマも撮影できるようになった。しかし、いまでも4×5インチ判以上のサイズのフィルムはシートフィルムである。
シートフィルムはふつうフィルムホルダーに装填し、そのホルダーをカメラに装着するのだが、フィルムホルダーに装填する際に暗室内あるいはダークバッグ内など“完全暗黒”の場所で手探りで行わなくてはならない。このために、乳剤面の向き、およびフィルムタイプを識別するために、シートフィルムにはかならずノッチ(切り欠き)が付いている。ノッチが右手側に来ると乳剤面が手前を向いていることになる。
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