サーマル・ディケイ・タイム検層
【英】: thermal decay time logging
ケーシング・ストリングのなかから坑壁地層を調査できる放射能検層の一つであり、地層中における熱中性子の減衰に必要な時間を記録するものである。塩素が最も強く熱中性子を吸収する元素であり、地層水中に存在する塩素量に反応するので水層の識別に有効である。場合によっては地層の孔隙率{こうげきりつ}、水飽和率を求めることもでき、また裸坑で行われる比抵抗検層との対比も容易であり、改修井や生産井で利用される。略して TDT 検層、あるいはニュートロン・ライフタイム検層(neutron lifetime logging)とも呼ばれている。 |

サーマル・ディケイ・タイム検層と同じ種類の言葉
検層に関連する言葉 | 放射能検層(ほうしゃのうけんそう) 自然ガンマ線検層 サーマルディケイタイム検層(さーまる でぃけい たいむけんそう) 速度検層(そくどけんそう) 比抵抗検層(ひていこうけんそう) |
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