さる・るるる
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さる・るるる | ||
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著者 | 五味太郎 | |
イラスト | 五味太郎 | |
発行日 | 1979年11月1日 | |
発行元 | 絵本館 | |
ジャンル | 児童書・ノンフィクション | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 24 | |
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『さる・るるる』は、日本の絵本作家・五味太郎によって制作された絵本であり、1979年11月に絵本館より出版された。ユーモラスでリズミカルな言葉遊びを特徴とし、長年にわたり親子三代に愛されるロングセラー作品となっている[1]。
概要
本作は、主人公のさるが登場する一日の物語を、「る」で終わる動詞のみを使って展開するというユニークな構成を持つ。例えば、「さる・くる」「さる・みる」「さる・とる」など、全ての動詞が「る」で終わることで、言葉のリズムと繰り返しが子供たちの言語感覚を刺激する[1][2]。
絵はシンプルな2色刷りで構成されており、筆で描かれたような温かみのあるタッチが特徴。さるの表情や動作はユーモラスで、視覚的にも楽しめる内容となっている[2]。
制作背景
五味太郎は、シャワーを浴びている最中に「動詞に『る』をつけると面白い」と気づき、タオルを巻いたまま制作を開始。約5時間半で完成させたという逸話が残っている[1]。
続編とシリーズ展開
本作の人気を受けて、続編として『さる・るるる one more』(1991年)、『さる・るるる・る』(2014年)が出版されており、いずれも「る」で終わる言葉を用いた構成が踏襲されている[3]。
脚注
出典
- さる・るるるのページへのリンク