こぎんの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 03:01 UTC 版)
こぎんは岩木川流域に分布しているが、模様や刺し方によって3つに分けることができる。 西こぎん 細めの繊維に織られた布を使い、肩の部分に横縞と背中に魔除けや蛇よけのための「逆さこぶ」と呼ばれる模様を刺す。弘前城から見て西の弘前市から中津軽郡一帯に伝承されるため西こぎんと呼ばれた。 東こぎん 太目の糸の生地に、大柄の総刺しをしたものが多い。他の小ぎんと違い縞模様がない。弘前城から見て東の南津軽郡平賀尾上黒石周辺地域に伝承されるため東こぎんと呼ばれた。 三縞こぎん 肩から下に太い3本の縞が刺されている。肩から荷物を背負うときの補強をかねている。西津軽郡木造町、北津軽郡金木町の辺りで伝承されており、3本の線が特徴的なので三縞こぎんと呼ばれた。
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