げんなり寿司
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 03:43 UTC 版)
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げんなり寿司(げんなりずし)は、静岡県東伊豆町稲取地区(旧・稲取町)の郷土料理[1][2]。キンメダイを用いた押し寿司である[1][2]。
一個がとても大きいのが特徴[2]。
概要
稲取では、明治時代からキンメダイ漁が始まっており、キンメダイで作った紅と白のそぼろ(稲取では「おぼろ」と呼ぶ)を乗せた押し寿司はハレの日の料理として結婚式や七五三、成人式、上棟式、進水式などの祝事の際に各家庭で作られ、親戚や近所に配られてきた[1][2]。
キンメダイの紅白そぼろの押し寿司の他にも、マグロの赤身の押し寿司(赤色)、シイタケの煮付けの押し寿司(黒色)、玉子焼きの押し寿司(黄色)を加えた5色セットにすることもある[1][2][3]。
こんにちでは、家庭で作られるほか、飲食店でも提供されている[1]。
大きさ
2014年ころに市販されているげんなり寿司は、紅白の2貫を米1合で作られているが、これはミニサイズであり、昔は1.5倍くらいの大きさであった[3]。
旧来の5色セットのげんなり寿司の米の量は合計で5合ほどになる[4]。
名称の由来
その大きさに、一個を食べるだけで「げんなり」してしまうことから、名づけられた[1][2][4]。
食べる前から、その大きさを見て「げんなり」してしまうからという説もある[4]。
出典
外部リンク
- げんなり寿司 - 東伊豆町公式サイトによる紹介
- げんなり寿司のページへのリンク