くわえこむ

デジタル大辞泉

くわえ‐こ・む〔くはへ‐〕【^×銜え込む】

読み方：くわえこむ

［動マ五（四）］

１ 歯や唇で奥深くしっかりとくわえる。「パイプを—・む」

２ 女が男を連れ込む。引っ張り込む。

「どこかへ客を—・むらしく」〈織田作之助・夫婦善哉〉

隠語大辞典

喰へ込む

読み方：くわえこむ

1. 芸妓がお客を連れ込むことをいふ。芸者のことを猫といふから、猫が鼠をくはへるといふ意味から来た語である。〔花柳語〕
2. 芸妓がお客を誘つて連れ込むこと。〔花柳界〕
3. 芸妓がお客を連れ込むことをいふ。芸者のことを猫といふから猫の鼠をくはへるといふ意味から来た語である。
4. 〔隠〕芸者がお客を連れ込む事。芸者の事を猫といふ所より見れば、猫が鼠をくはへるといふ意味より由来せる語か。
5. 芸妓がお客を誘つて連れ込むことをいふ。
6. 芸妓がお客を連れこむこと、同様に淫売婦等にもまた用いる。
7. 芸妓がお客を連れ込むこと。芸妓のことを猫というから。猫が鼠をくわえることをいうイミからきたもの。〔花柳界〕
8. 芸娼妓等が客を誘つて連れ込むこと　動物が獲物を喰込むことから連想して。〔花〕
9. 芸妓がお客を連れ込むこと。芸妓のことを猫というから、猫が鼠をくわえるという意味からきたもの。

分類 花柳界、花柳語、花／風俗

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