曇り点
読み方: くもりてん
【英】: cloud point
【英】: cloud point
試料を規定の方法でかき混ぜないで冷却したとき、パラフィンその他の固体が析出、分離し始める温度をいう。試験方法は、日本工業規格(JIS)の K2269(原油および石油製品の流動点並びに石油製品曇り点試験方法)に規定がある。試料を予期曇り点より少なくとも 14 ℃高い温度に保ち、水分があるようなら乾燥濾紙{かんそうろし}でこすなどの適当な方法で除き、完全に透明にする。この試料を試験管に入れ、規定に従って冷却し、試料の温度が 1 ℃下がるごとに試験管内部を観察する。試料の底部に、最初に明らかな試料の曇りを認めた温度を曇り点とする。なお、曇り点の測定に用いる試験器は、流動点測定用のものと共通である。 |
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