かねた一郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/30 06:48 UTC 版)
山猫のはがきを親に見せたり友達に相談したりせず、単身で裁判に出かけるなど、自立心が確立された少年である。年齢は明記されていないが、馬車別当へのお世辞から尋常小学校の三、四年生とわかる。道を尋ねたり、馬車別当や山猫との対応もしっかりしており、いざというときは大人から聞いた法話を思い出すなど、かなり利発で機転の利くことが分かる。また、馬車別当がはがきの文や字の下手なのを恥じると世辞を言って慰めるなど、相手を思いやることができ、大人としての分別はほぼそろっている。その一方、異様なはがきを怪しみもせず、無謀なことが大好きで、山猫たちと会話できるなど、野生児としての要素も失っていない。
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