うきかわたけ

デジタル大辞泉

うき‐かわたけ〔‐かはたけ〕【浮き河竹／憂き河竹】

読み方：うきかわたけ

定まりのない、つらいことの多い身の上を、水に浮き沈みする川辺の竹にたとえ、「浮き」に「憂き」を掛けた語。遊女の境遇をいう。

「恥づかしながらわたしが昔は—の傾城(けいせい)」〈浄・嫗山姥〉

隠語大辞典

浮川竹

読み方：うきかわたけ，うきかわだけ

1. 遊廓のことをいふ。浮は憂きつとめをする意味。遊女のことを「うきかはだけの流れの身」といふ。〔花柳語〕
2. 遊廓のこと。浮川竹に身を沈めるといふのは娼妓（しやうぎ）になること。〔花柳界〕
3. 遊廓のことをいふ。浮は憂きつとめをする意味。遊女のことを「うきかはだけの流れの身」といふ。
4. 遊廓のことをいふ。浮川竹に身を沈めるといふのは娼妓になること。
5. 色里。
6. 花柳界、色里のこと。浮名を流すの意、平家物語に「うき節に沈みもやらで川竹の世にためしなき名をや流さん」とあるところから出た。
7. 遊廓のことをいう。
   浮きは憂きつとめをする意味。〔花柳界〕
8. 娼妓になること。「憂き川竹に身を沈める」の言葉より。（花）
9. 〔花〕遊郭のこと。浮き（憂き）つとめをする意味。

分類 花柳界、花柳語、花／風俗

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