いるか座18番星bとは? わかりやすく解説

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いるか座18番星b

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 00:01 UTC 版)

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いるか座18番星b
18 Delphini b
Tyrogthekreeperによるいるか座18番星bの想像図。
星座 いるか座
発見
発見日 2008年2月18日
発見者 佐藤文衛
発見場所 日本岡山天体物理観測所
発見方法 視線速度法
現況 公表
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 2.6 au (390 Gm
近点距離 (q) 2.4 au (360 Gm)
遠点距離 (Q) 2.8 au (420 Gm)
離心率 (e) 0.08 ± 0.01
公転周期 (P) 993.3 ± 3.2 日
(2.719 年)
近点引数 (ω) 166.1 ± 6.5 °
前回近点通過 JD 2451672 ± 18
いるか座18番星の惑星
主星
視等級 +5.52
スペクトル分類 G6III
位置
赤経 (RA, α)  20h 58m 26s
赤緯 (Dec, δ) +10° 50′ 21″
距離 238 ± 11 光年
(73.1 ± 3.5 pc)
物理的性質
下限質量 10.3MJ
別名称
別名称
HD 199665 b, HIP 103527 b, HR 8030 b
Template (ノート 解説) ■Project

いるか座18番星b (18 Delphini b) は、いるか座の方角に約238光年離れた位置にある太陽系外惑星である。質量は約10.3木星質量で、993日の周期でスペクトル型G6IIIの巨星を公転している。

発見

いるか座18番星bによる主星いるか座18番星の視線速度の変化。発見の元となった。

いるか座18番星bは、2008年2月、岡山惑星探索計画中に岡山天体物理観測所佐藤文衛らが視線速度法で発見し、わし座ξ星bや HD 81688 b とともに報告された。

名称

ブーシェ《イルカに乗るアリオン》1748年

2015年に国際天文学連合によって太陽系外惑星系の名前の公募と投票が行われた際にこの星系も募集の対象となった。2015年12月15日、国際天文学連合より、徳島県立城南高等学校からの提案を採用し、主星に Musica 、惑星bに Arion という名前を選定したことが発表された[1]

Musica はラテン語で音楽を意味する[1]

Arion は、いるか座にまつわるギリシャ神話に登場する、イルカに命を助けられた詩人で音楽家のアリオン英語版に由来する[1]。なお、海神ポセイドンを父とする馬アリオン (Arion, Areion) は無関係である。

脚注

  1. ^ a b c Naming of exoplanets”. 国際天文学連合. 2019年9月22日閲覧。

参考文献

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