あぶらをうる

デジタル大辞泉

油(あぶら)を売(う)・る

読み方：あぶらをうる

《近世、髪油の行商人が、客を相手に世間話をしながら売ることが多かったことから》むだ話などをして仕事を怠ける。

隠語大辞典

油売

読み方：あぶらをうる

1. 役事ヲ怠ルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・兵庫県〕
2. 自己の当然なすべき仕事の半ばに少しの間隙をぬすみて、遊び怠るを云ふ。「此の小僧は実によく－ね」。
3. 主人や監督の目を盗んで惰けることをいふ。
4. 主人や監督者の目を盗んでは仕事を怠けることをいふ。
5. 任務をなまけること。「江戸の水呑むと油をうりたがり」といふ川柳から出た。

分類 俗語、兵庫県、東京

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