『Des grantz geanz』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 21:51 UTC 版)
「伝承上におけるブリタニア王の一覧」の記事における「『Des grantz geanz』」の解説
『Des grantz geanz』はノルマンコンクエストによってブリテン島に新たに入植したノルマン人がブリテン神話のアルビオン伝説について書き残した歴史書である。アングロ・ノルマン語で記された同書は概ね今までの神話の流れに従いつつも、アルビオン伝説や何人かの王について細部が変更されている 同書は最初にブリテン島に住んだのはアルビナという名の古代ギリシャの貴族で、彼女が一団と共に島を占領したのが始まりだとしている。。アルビオンというブリタニアの古名は彼女の名を取って付けられ、アルビオン伝説は彼女の偉業が神話として伝わった結果であって巨人族ではないとされている。そして彼女の死後、トロイのブルータスの伝説へと繋がるとされている。 1155年に詩人ウァースが書き記した『ローマのブルトゥス』に『ダス・グランツ・ゲナンツ』が参考にしたと思われる女王アルビアの伝説が記録されている。
※この「『Des grantz geanz』」の解説は、「伝承上におけるブリタニア王の一覧」の解説の一部です。
「『Des grantz geanz』」を含む「伝承上におけるブリタニア王の一覧」の記事については、「伝承上におけるブリタニア王の一覧」の概要を参照ください。
- 『Des grantz geanz』のページへのリンク