『雨窓欹枕集』
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その後1933年になって、馬廉が郷里の寧波で残書の中に混入していた12編の「残本」を購入したが、後にそれは天一閣に所蔵されていたものであることが判明した。12編のうち8編の版心に「清平山堂」の文字があったので、これらも内閣文庫で発見された15編と同じ書肆から刊行されたものと判断された。これらは小口に『雨窗集上』、『欹枕集下』と墨書されていたため、1934年『雨窗欹枕集』という書名で馬廉の『影印天一閣旧蔵雨窗欹枕集序』を附載し、平妖堂から影印本を刊行した。馬廉はこの序文にこれらの関連を指摘していたが、全体を含む総集的名はないものと考えていた。
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