『砂の計算』または『砂の計算者』 (Ψαμμίτης)
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「アルキメデス」の記事における「『砂の計算』または『砂の計算者』 (Ψαμμίτης)」の解説
この本はアルキメデスが天文学について述べた、確認されている唯一の資料である。この著作でアルキメデスは宇宙空間を埋め尽くすのに、何個の砂粒が必要かという計算に挑んでいる。当時のギリシャ人は、宇宙は地球を中心にした有限の球(天球)であると考えていたので、「宇宙の大きさ」は太陽や月までの距離の計算と同じく、仮想ではない現実的な設問であった。当時のギリシャ数字ではミリアド(万)より大きい数字表記がなく、1億(1万の1万倍)までしか数えられなかったので、アルキメデスは自分で大きな数を表記する方法を考案し、必要な砂粒の個数は1051 を超えないと計算した。本著の序文でアルキメデスは天文学者である父「フィディアス (Phidias)」について触れている。
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