「ベルと竜」との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 19:59 UTC 版)
「ムシュフシュ」の記事における「「ベルと竜」との関連」の解説
『ダニエル書補遺』に「ベルと竜」(Bel and the Dragon)という挿話がある。ベル神、竜神ともに偶像崇拝している神を打ち倒したという話である。ここではベルの話は割愛して竜のみ説明する。『ダニエル書補遺』によると、バビロニア人は竜(大蛇とも)を信仰していた。ダニエルは偶像崇拝を拒否し、そこで武器を使わず竜を殺してみせると王に見切った。王はこの挑戦を認めた。そこでダニエルはピッチと脂肪と毛髪によって作られた団子で竜の像の口に入れた。すると竜の像は破裂して本当に神として死んでしまった。これを見て怒った民衆はダニエルをライオンの洞穴へ投げ込ませたという。そこでダニエルは7日間を過ごし、ハバククに助けられる、という内容である。この竜こそ「ムシュフシュ」ではないかと言われている。
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