「オッシー」と「ヴェッシー」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 05:47 UTC 版)
「オスタルギー」の記事における「「オッシー」と「ヴェッシー」」の解説
このような統一後の状況は、旧東ドイツ国民と旧西ドイツ国民の間に見えない溝を作った。旧東ドイツ国民は「オッシー」、旧西ドイツ国民は「ヴェッシー」と呼ばれた。「オッシーはヴェッシーに敗れた」という敗北感を、東ドイツの消滅とその後の旧東ドイツ地域の経済低迷に感じざるを得なかった。また、シュタージなど旧東ドイツの負の側面も次第に判明することになり、オッシーは自分たちの時代や社会が否定されたという失望を感じるに至った。 その中で「旧東ドイツ時代も悪いことばかりではなかった」という郷愁の念がオッシーたちの間に生まれ、それが「オスタルギー」と呼ばれるに至った。
※この「「オッシー」と「ヴェッシー」」の解説は、「オスタルギー」の解説の一部です。
「「オッシー」と「ヴェッシー」」を含む「オスタルギー」の記事については、「オスタルギー」の概要を参照ください。
- 「オッシー」と「ヴェッシー」のページへのリンク