「うわて」と「したて」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 23:06 UTC 版)
「上手と下手」の記事における「「うわて」と「したて」」の解説
上手(うわて)とは、ある物や人が、能力や思考の点で別の物や人よりも優れていること、あるいはある人よりも立場が上の場合のことを指す。「君は僕より一枚上手だ」など。対して、下手(したて)とは、へりくだって非好戦的な態度で接することを卑下することを指し、「下手に出る」という形で用いられる。 相撲で上手(うわて)とは、互いに同じ側の廻しを取り合った状態で、相手の腕の外側から相手の廻しを引いた状態のこと。また、その相手の廻しにやった手のことをいう。上手を取って投げるのを上手投げなどと言う風にも使われる。一般には利き手で上手を取った方が有利とされているので、これを嫌って「上手を切る」ことがある。対して、相手の腕の下でまわしをつかむこと、そのつかんだ手のことを下手(したて)という。 囲碁や将棋において上手(うわて)とは比較してより強い方、下手(したて)とは弱い方を指す。特にハンデキャップをつけた対局(将棋では駒落ち、囲碁では置き碁)において、駒を落としている側、または石を置かせている側の対局者を上手(うわて)、駒を落としていない側、または石を置いている側の対局者を下手(したて)という。
※この「「うわて」と「したて」」の解説は、「上手と下手」の解説の一部です。
「「うわて」と「したて」」を含む「上手と下手」の記事については、「上手と下手」の概要を参照ください。
- 「うわて」と「したて」のページへのリンク