| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 出典検索?: "Iのi乗" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2016年1月) |
と書ける(n は任意の整数)。n = 0 としたとき、ii は主値
を取る(オンライン整数列大辞典の数列 A49006)。
計算の方法
まず i の偏角は(ラジアンで) π/2 + 2nπ(n は任意の整数)であることに注意する。
(ただし log は複素対数函数(多価関数))であり、log i は
(ただし ln は(実の)自然対数)であるので
と計算される。n = ... , −2, −1, 0, 1, 2, ... とおくと
となる。主値は冒頭の通り n = 0 のときの e−π/2 である。
数学的性質
ii の取る値はどれも正の実数であるが、e−(π/2 + 2nπ) の整数 n を適当に小さくとれば、どんな実数よりも大きな数になり、逆に n を大きくとれば、どんな正の実数よりも小さな数になる。したがって ii には最大値も最小値も存在しない。
ii の主値 e−π/2 は
であるから、ゲルフォント=シュナイダーの定理より、超越数であるため、無理数である。同様に他の ii の値も超越数である。
なお (−i)−i も
なので、(−i)−i = ii である。
テトレーション の極限は実数ではない複素数に収束する (Macintyre 1966)。
ただし、W はランベルトのW関数である。