Xボンバー ストーリー

Xボンバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 06:54 UTC 版)

ストーリー

西暦2999年、第三次星間戦争が終結し、平和を迎えた太陽系に、謎のゲルマ帝国の艦隊が襲来、その圧倒的戦力でカスター大尉の守る冥王星の前線基地を落とし、一気に地球へと侵攻する。ゲルマ軍のブラディ・マリーは、F-01の引き渡しを求めて最後通牒をつきつけてくるが、地球防衛総合司令本部のジェネラル黒田にもそれが何かわからない。ジェネラルは、宇宙戦士訓練学校の銀河シロー、ボンゴ・ヘラクレス、ビッグマン・リーの三人をムーン・ベースへ向かわせ、ドクトル・ベンが建造していた戦闘母艦Xボンバーの乗組員とし、ゲルマ艦隊を撃退することに成功した[9](第1話)。 一方、火星で拾われ月で育てられたベンの秘書ラミアは、自分がF-01ではないかと疑い、突然現れた謎の宇宙帆船ドクロ号と接触を試みるが、ドクロ号はゲルマ艦隊に追われて何処ともなく去ってしまう(第5話)。ドクトルは、Xボンバーにラミアを乗せ、ドクロ号を追って銀河漂流(スペースオデッセイ)へと旅立つ(第6話~13話)。ラミアは、ドクロ号艦長ハレーとの接触に成功しテレパシーに目覚めるも(第14話)、罠にはまってゲルマに捕まってしまう(第15~第19話)。 ハレーにラミアの秘密を聞かされるXボンバーの一行は(第16話)、ラミアをゲルマから奪還するが(第19話)、ラミアの暗殺をはかるブラディ・マリーの魔の手にドクトルがたおれる(第20話)。ハレーの待つM-13にたどり着いたシローとラミアは、そこで父・三郎博士と再会する(第21話)。 F-01とドクロ号の接触を許してしまったブラディ・マリーらは、M-13に総攻撃を開始するも、銀河三郎の開発した宇宙砲に撃退されてしまった。これを重く見たゲルマ魔王は、マリーの艦隊を見捨て、ゲルマ本星を地球に近づけて攻撃をしかけてくる(第22~24話)。Xボンバーは、急ぎ地球を目指し、追撃するマリーらを粉砕するも、本星ゲルマ城の攻撃に圧倒され、なすすべもない。地球防衛軍、ドクロ号、Xボンバー、ビッグ・ダイエックスのすべてがゲルマ帝国の攻撃に沈黙したその時、惑星直列の中、銀河新世紀・西暦3000の夜明けがラミアを照らす。  ラミアはハレーを融合して女神になると、ゲルマ魔王を諭すも、いうことを聞かない魔王に神罰が下り、魔王を乗せたゲルマ本星が大爆発して四散する。ラミアは、大宇宙の平和を守る使命のためにと、テレパシーでXボンバーの一行に別れを告げ、いずこともなく去ってしまう。Xボンバーは、その使命を終え、平和の訪れた新世紀を祝うため、地球への帰路に就くのであった。「しかし、地球に、宇宙に、本当に平和が訪れたのだろうか」と余韻を残すナレーションで幕を閉じる(第25話)。


注釈

  1. ^ 第12話までは「石田サウンドプロ」。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s フィギュア王295 2022, pp. 14–17, 「きみは『Xボンバー』を知っているか? 「Xボンバー博覧会2022」開催決定!!」
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s フィギュア王296 2022, pp. 12–13, 「XボンバーINTRODUCTION」
  3. ^ Xボンバー”. bandai-ch.flat-flat.jp. 2020年9月25日閲覧。
  4. ^ Xボンバー REMASTER DVD-BOX バンダイビジュアル公式サイト
  5. ^ a b c d e 宇宙船140 2013, p. 119
  6. ^ a b c d e f 宇宙船140 2013, p. 124, 「インタビュー 高橋章
  7. ^ 全怪獣怪人』 下巻、勁文社、1990年11月30日、300頁。ISBN 4-7669-1209-8。C0676。 
  8. ^ 「一兆円の錬金術」『オール大衆』第34巻第4号、経済通信社、1981年3月1日、34頁、NDLJP:2247106/18 
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj フィギュア王296 2022, pp. 14–21, 「Xボンバーキャラクター名鑑」
  10. ^ Xボンバー・登場人物 バンダイチャンネル公式サイト
  11. ^ a b c d e f g h i j k フィギュア王296 2022, pp. 30–36, 「これがXボンバー博覧会2022の展示物だ!」
  12. ^ 宇宙船140 2013, p. 121.
  13. ^ 「『仮面ライダー』美術監督対談 三上陸男×高橋章」『宇宙船別冊 仮面ライダー怪人大画報2016』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2016年3月28日、61頁。ISBN 978-4-7986-1202-7 
  14. ^ 宇宙船140 2013, p. 123.
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj フィギュア王296 2022, pp. 22–25, 「Xボンバーメカニック図鑑」
  16. ^ a b c d e f 特撮全史 2020, pp. 8–9, 「Xボンバー」
  17. ^ shinichiwakasaのツイート2022年10月16日閲覧。
  18. ^ 『別冊映画秘宝 特撮秘宝』 Vol.4、洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2016年8月27日、261頁。ISBN 978-4-8003-1005-7 
  19. ^ 宇宙船140 2013, p. 125.
  20. ^ 洋泉社『特撮秘宝』vol.2。244頁「三上陸男ロングインタビュー」
  21. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1981年(昭和56年)3月、テレビ欄。
  22. ^ 日刊スポーツ』1982年6月6日 - 6月27日付テレビ欄。
  23. ^ 『日刊スポーツ』1981年5月4日 - 6月1日付テレビ欄。
  24. ^ 福島民報』1980年10月10日 - 1981年4月3日付朝刊、テレビ欄。
  25. ^ 北日本新聞』1981年2月26日付朝刊、テレビ欄。






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