To Heart
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 13:35 UTC 版)
ミニゲーム
PS版以降には、以下のミニゲームが追加されている。特定の条件を満たすことで、タイトルメニューの『オプション』→『おまけ』に追加されてプレイでき、ハイスコアをセーブすることもできる。また、本編中でプレイできるものもある。
以下の『お嬢様は魔女』『Heart by Heart』『○△□×』は、PS、PS2版では本編中でゲーセンバトル(ゲームセンターでの対決)で、神岸あかり・長岡志保・佐藤雅史のいずれかを相手に選択して対戦という形でプレイできる。1回プレイすると『おまけ』に追加される。PSE版では最初から『おまけ』に追加されており、またWindowsのメニューから直接起動することも出来るが、本編中でプレイ出来なくなった(ゲーセンバトルに至るまでのシナリオは同じだが、「本気を出す」「普通にやる」などの選択肢が表示され、それで結果が決まるようになっている)。
お嬢様は魔女
ジャンルは横スクロールのシューティングゲーム。箒に跨った来栖川芹香を操り、3種のショットとボム、ボタンを溜めて放つチャージショットを使い分けて敵を倒していく。一定時間内に連続で敵を倒すと得られる得点の倍率が上がるが、ショットの属性により攻撃が跳ね返す敵も存在するため、その都度使い分ける必要がある(逆に跳ね返させた跳弾を敵に当てることも出来る)。全3ステージで、ノーミスでクリアすると隠しボスとして来栖川綾香が出現する。チャージショットで敵の弾を打ち消すと得点を得られるアイテムが出現するなど、やりこみ度は高い。ゲーセンバトルでは、得点を競う形になる。
Heart by Heart
ジャンルはアクションゲームで、システムはマリオブラザーズと共通する部分もある。ショットを撃ち画面内の敵を全て倒すのが目的となる。1人用では全30ステージをクリアするのが目的となり、2人用では協力して1人用と同様に全30ステージをクリアする「きょうりょく」と、相手プレイヤーを倒すことが目的となる「たいせん」が選べる。
プレイヤーキャラクターは以下から選択でき、キャラクターによってショットや移動能力に違いがある。
- 初期状態で使用可能 : 「神岸あかり」「長岡志保」「マルチ」「保科智子」「来栖川芹香」「宮内レミィ」「松原葵」「姫川琴音」
- 本編でそのキャラクターのエンディングを見ることで使用可能 : 「来栖川綾香」「雛山理緒」
- 「肩もみセリオ」(後述)でセリオの頭をなでると使用可能 : 「セリオ」
- 全キャラ使用可能な状態で隠しコマンドを入力する : 「真のヒロイン・琴音(真・琴音)」(ショットが画面中に16発出せ、移動性能が他キャラに比べ大幅にアップする。選択時には目が光り「真のヒロイン登場です」と言う)
本編中では先述のゲーセンバトルの他、志保のシナリオ中でも主人公と志保が二人協力プレイを行うシーンがある(この時はプレイヤーはプレイできず、経緯を文章上で読むのみとなる)。
Leafアミューズメントディスク『初音のないしょ!!』に収録されていたミニゲームを移植したもの(ただし、『初音のないしょ!!』収録版とは使用キャラや一部の操作などが異なる)。
○△□×(まるさんかくしかくばつ)
ジャンルは対戦型パズルゲーム(逆落ち物パズル)。下からせり上がって来る○・△・□・×・←・→ブロックを、ブロック置き場のブロックと交換して、同じブロックを3つ縦・横・斜め(難易度によっては斜めには消せなくなる)に揃えて消していく。最上段にブロックがある状態でせり上がると負けになる。消した時にブロックが落下するが、落ちた時にブロックが揃っていれば連鎖して消えていく。連鎖するほど高得点が得られるほか、2人プレイでは相手の陣地におじゃまブロックを降らせることができる。1人プレイではひたすら消して得点を競うが、2人プレイではいかに早くギブアップさせるかを競う。
各ブロックはPS、PS2のコントローラの各キーに対応しており、(←・→はそれぞれL1・R1キーに対応)フィールドの交換したいブロックにカーソルを合わせてキーを押すと、ブロック置き場にそのブロックがあれば交換することができる。
プレイヤーキャラクターは以下から選択でき、それぞれ固有の特殊能力を持つ。
- 初期状態で使用可能:「神岸あかり」「長岡志保」「マルチ」「保科智子」「来栖川芹香」「宮内レミィ」「松原葵」「姫川琴音」
- 本編でそのキャラクターのエンディングを見ることで使用可能:「雛山理緒」
- 「肩もみセリオ」(後述)でセリオの頭をなでると使用可能:「セリオ」
なお、PSEでもブロックが全く同一で、キーボードのキーと対応が割り当てられているが、非常に分かりにくく混乱を招く。
ウォーターサバイバル
ジャンルはガンシューティングゲーム。固定画面のあちこちから登場する志保を、水鉄砲で撃たれる前に撃つのが目的。時々雅史が出現し、彼を撃つとライフが減ってしまう。30秒経過するかライフ3つが全てなくなるとゲームオーバーで、志保を撃った数と残りライフで得点が出る。本編中の志保シナリオでプレイでき、結果はシナリオに影響しない。本編中でプレイすると『おまけ』に追加されてプレイできる。
肩もみマルチ
マルチが肩たたきや肩もみをし、それに連動してコントローラ(デュアルショック)の振動機能が作動して振動する。PSEでは振動機能(フォースフィードバック)を搭載したゲームパッドを使用しないと全く意味がない。本編でマルチのエンディングを見ると『おまけ』に追加されてプレイできる。
肩もみセリオ
上記の「肩もみマルチ」の肩をもむ役がセリオになったもの。マルチとはリアクションが異なり、また専用のCGも見ることが出来る。「肩もみマルチ」を5回プレイすると『おまけ』に追加されてプレイできる。
- ^ 「初音のないしょ!!」収録のスタッフコメントによれば、彼女の口調を再現するにあたってシナリオ担当の高橋龍也(石川県七尾市出身)は神戸出身のスタッフ(音楽担当の石川真也)に実際の口調を細かく教わったとのこと。
- ^ 彼女と出会うイベントに登場する少女は、高橋龍也・水無月徹両人により新城沙織(Leafの過去作品「雫」に登場するヒロイン)をモデルにしていることが示唆されている[5]。
- ^ 本作ではマルチ自身により語られるのみだが、『ToHeart2 XRATED』および『Another Days』では後継機においてこの機能にまつわるイベントが存在する。
- ^ なお、『ToHeart2』の続編である『ToHeart2 AnotherDays』においては、メインキャラクターとサブキャラクターが『ToHeart2』と逆転しており、結果として「メイドロボ」も「緑髪のキャラクター」もヒロインとして登場している。
- ^ 第6話は保科智子の出身地である神戸が舞台となっており、「あの大地震」という表現をしている。
- ^ IMAGICAエンタテインメント、フロンティアワークス、ジェネオンエンタテインメント、双日、AQUAPLUS、クロックワークス、AT-X、OLM
- ^ 6月のみ0:40 - 1:10に放送。
固有名詞の分類
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