MOTHER2 ギーグの逆襲 主な町・地点

MOTHER2 ギーグの逆襲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 15:22 UTC 版)

主な町・地点

「/」の後に続く英語表記は日本の関連書籍等に記載されている名称で、「( )」内の英語表記は日本国外版の『EarthBound』での名称(日本の表記と同じ場合は省略)。以降の項目でも同様。

イーグルランド / EagleLand

序盤の町の英語名には「one」から「four」の数詞が含まれている。

オネット / Onett
「ぼく」が住む町。町の中央に市役所があり、北には図書館が、南の通りには警察署ゲームセンターなどがある。
不良集団「シャーク団」が町中を闊歩し社会問題となる中、市長は何も対策を講じずに放置している。町の道路は警察によって至る所で封鎖されている。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは、この町を題材にしたステージ「オネット」が登場する。
ツーソン / Twoson
「おんなのこ」が住む町。町の北にはライブが開催されるカオス劇場があり、南には「おんなのこ」の両親が経営するポーラスター幼稚園がある。南西のヌスット広場では多くの人々がバザーを開いている。
超能力が使える少女として有名な「おんなのこ」が何者かに誘拐されたのではという噂が町中で広まっている。
ハッピーハッピー村 / Happy Happy Village
ツーソンの東、グレートフルデッドの谷の先にある小さな村。「ハッピーハッピー教」の教祖・カーペインターが伝道する教義によって村中が青いペンキで塗られている。
後述のサターンバレーに住む種族「どせいさん」の家が一軒あるが、後述のサターンバレーを訪れた後でなければ、中に入ることはできない。
スリーク / Threek (Threed)
ツーソンの東に位置する町。町の中央には大きなサーカステントがあり、北には墓場が広がっている。
墓場から蘇ったゾンビや幽霊などの化け物に町が占拠されており、昼夜問わず町全体が薄暗い。住民はゾンビを恐れて家に閉じこもり、病院ではゾンビに襲われた人々が治療を受けている。テントの中ではゾンビ対策の会議が行われているが、打開策は見出せていない。
また、フォーサイド地方とスリーク間を結ぶトンネル内には大量の幽霊が徘徊しており、徒歩や公共交通機関の利用で抜けようとしても追い返されてしまう。
サターンバレー / Saturn Valley
スリークから続く地下通路の先にある集落。不思議な種族「どせいさん」達が暮らしている。
ドコドコ砂漠 / Doko Doko Desert (Dusty Dunes Desert)
スリークとフォーサイドの間にある広大な砂漠。南東部では埋蔵金の発掘作業が行われている。
ここで流れるBGMは前作の「アドベント砂漠」で流れる曲がアレンジされ用いられている。
フォーサイド / Fourside
イーグルランド最大の都市。高層ビルが立ち並び、デパート、トポロ劇場、恐竜博物館といった商業施設や文化施設がある。
富豪のモノモッチ・モノトリーが町の実権を握り、地元の新聞では支持率が70%超えと報じられているが、市民からは彼に関する不穏な噂も聞こえてくる。
大乱闘スマッシュブラザーズDX』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では、この町をモチーフにしたステージ「フォーサイド」が登場する。
ムーンサイド / Moonside
一帯が闇に覆われ、建物の輪郭がネオンサインのように輝く、フォーサイドと似て非なる謎の町。
住人たちは狂気じみた意味不明の言葉を発し、一部の住人に話しかけると、突然別の場所に転移させられる。

フォギーランド / FoggyLand

ウィンターズ / Winters
「おともだち1」が住むスノーウッド寄宿舎がある、雪に閉ざされた地域。寄宿舎の南には巨大生物「タッシー」が生息するタス湖が広がり、湖畔では観測隊がキャンプを張っている。さらに南下するとストーンヘンジがあり、付近には「おともだち1」の父親・アンドーナッツ博士が研究所を構えている。
寄宿舎の中で流れるBGMは前作の「スノーマン」で流れる曲がアレンジされ用いられている。
サマーズ / Summers
温暖な気候のリゾート地。カリヨンビーチ目当てに海水浴客が訪れ、浜辺の前の通りにはレストランや博物館などが並んでいる。店で売られている商品は軒並み高額。ウィンターズとは姉妹都市の関係にある。
トト / Toto
サマーズの東隣にある港町。観光客で賑わうサマーズとは違い、閑静な住宅街が広がっている。
沖に現れる怪物「クラーケン」によって、船乗りたちが船を出せずにいる。

その他の地域

ランマ / Ramma (Dalaam)
世界の東の果てに位置するチョンモ国にある雲上の地。高台には「おともだち2」が住む宮殿が建っている。
スカラビ / Scarabi (Scaraba)
トトから遥か南にある砂漠の町。町の広場では人々がバザーを開いている。町の南部にはピラミッドスフィンクスがそびえ立っている。
魔境 / Cursed Jungle (Deep Darkness)
スカラビの南部から底なしの大河を渡った先にある密林地帯。先が見通せないほど周りが暗く、大部分が水に浸かっている。
グミ族の村 / Gumi Village (Tenda Village)
魔境を抜けた先にある村。無口な種族「グミ族」が住んでいる。
地底大陸 / The Under World (Lost Underworld)
魔境の地底にある広大な地域。巨大な恐竜が闊歩し、頻発する地震によって所々で間欠泉が噴出する。一角では無口な同胞に嫌気が差した多弁なグミ族が移住して集落を作っており、奥には「しゃべる岩」がある。
この地域では主人公一行や村人の姿がとても小さく表示され、移動速度も遅くなる。
マジカント / Magicant
「ぼく」が創り出した精神世界。「ぼく」の心理状態によって世界の色が変わる。これまで「ぼく」が出会った人々が現れる。
エデンの海 / Sea of Eden
マジカントの中心にある、宇宙の真理を知る事ができる場所。最奥部には「ぼく」の中にある邪悪な心が存在している。
過去の最低国[注 1] / The Great Under World (Cave of the Past)
ギーグが身を置く過去の地底大陸。「時の彼方」とも呼ばれる。ギーグはここから現代へ向けて攻撃を仕掛けている。

パワースポット

世界に8箇所存在する「ぼく」だけの場所。ここで流れるメロディを「おとのいし」に染み込ませることで地球と「ぼく」の力が一つになるという。

ジャイアントステップ / Giant Step
オネットの北西にある、巨大な足跡がついた場所。ここに続く小屋の鍵は、オネットの市役所によって管理されている。
リリパットステップ / Lilliput Steps
ハッピーハッピー村の洞窟の奥にある、複数の小さい足跡がついた場所。村中を青く染めるハッピーハッピー教の信者も、ここだけは染められなかった。
ミルキーウェル / Milky Well
サターンバレーの温泉の奥にある洞窟から行ける、ミルクのような泉が湧き出る場所。
レイニーサークル / Rainy Circle
ウィンターズ南部にある、常に雨が降っている場所。
マグネットヒル / Magnet Hill
フォーサイドのデパート裏手の空き地。金属の塊が小さな山を形成している。高い壁に囲まれており、外からは入れない。
ピンククラウド / Pink Cloud
ランマにある洞窟を抜けた先に浮かぶ、上に乗ることができる桃色の雲。洞窟の入り口は3体の黒いウサギの像で塞がれている。
ルミネホール / Lumine Hall
グミ族の村の地下深くにある広間。壁には心の声が文字として映し出される。最奥にある穴は地底大陸へ繋がっている。
ファイアスプリング / Fire Spring
地底大陸の南西にある洞窟。内部には火山があり、流れ出た溶岩が至る所で通路を遮っている。

注釈

  1. ^ 「過去の最底国」とも。なお、いずれの表記もゲーム内には登場せず、関連書籍等に記載されている。
  2. ^ 北米版ではトーマス・ジェファーソン
  3. ^ 明確に死亡する描写はなく、瀕死の重傷を負いながら突然立ち上がりどこかに姿を消すが、のちに死亡したとの情報が流れる。
  4. ^ 具体的に、マジカント消滅時の切り替えがオリジナル版と『MOTHER1+2』の間になっている。
  5. ^ サウンドトラック『MOTHER1+2』のライナーノーツで鈴木は「糸井さんの声と記憶していたが、私の声でした」と記している。

出典

  1. ^ MOTHER2 ギーグの逆襲|Wii U”. 任天堂. 2016年10月5日閲覧。
  2. ^ EarthBound for Wii U - Official Site”. Nintendo of America. 2016年10月5日閲覧。
  3. ^ EarthBound”. Nintendo UK. 2016年10月5日閲覧。
  4. ^ MOTHER1+2 - MOTHER2 主人公達”. 任天堂. 2016年10月5日閲覧。
  5. ^ 川上弘美さんと相づちを打ち合う。 第8回”. ほぼ日刊イトイ新聞 (2003年8月13日). 2016年10月5日閲覧。
  6. ^ 土星さんとは?”. ほぼ日刊イトイ新聞 (1998年11月23日). 2017年2月1日閲覧。
  7. ^ ファミコン通信』1994年9月30日号、アスキー、198頁。 
  8. ^ a b 『MOTHER』の音楽は鬼だった。 鈴木慶一×田中宏和×糸井重里、いまさら語る。 第8回”. ほぼ日刊イトイ新聞 (2003年6月9日). 2016年10月5日閲覧。
  9. ^ 糸井重里(インタビュー)「第4回 デザインと名前の由来 - 糸井重里特別インタビュー マニマニのあくまとは、なんなのか?」『ほぼ日刊イトイ新聞』、2023年3月10日https://www.1101.com/n/s/mother_project/itoi_manimani/2023-03-10.html2023年3月11日閲覧 編集協力:小原久(東京テキスト)。
  10. ^ WILD MOTHER PARTY(4/8)”. ほぼ日刊イトイ新聞 (2018年12月22日). 2020年11月8日閲覧。
  11. ^ 『MOTHER』『MOTHER2 ギーグの逆襲』が「ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン Nintendo Switch Online」で本日追加。プラチナポイント交換グッズも登場。”. 任天堂 (2022年2月10日). 2022年2月10日閲覧。
  12. ^ Nintendo Switch Onlineに『MOTHER』と『MOTHER2 ギーグの逆襲』が追加。糸井重里氏からファンに向けたメッセージも公開【Nintendo Direct】”. ファミ通.com. KADOKAWA (2022年2月10日). 2022年2月10日閲覧。
  13. ^ ファミコン生誕30周年記念 Wii U バーチャルコンソール 体験キャンペーン”. 任天堂. 2013年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月5日閲覧。
  14. ^ MOTHER2 ふっかつさい”. 任天堂. 2016年10月5日閲覧。
  15. ^ 収録タイトル一覧|ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン”. 任天堂. 2017年9月20日閲覧。
  16. ^ 幻の「スターフォックス 2」、なぜ「ミニスーファミ」で復活? 任天堂に聞く”. ITmedia NEWS. ITmedia. p. 2 (2017年6月27日). 2022年7月23日閲覧。
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  18. ^ 任天堂公式Twitter”. 任天堂 (2013年3月18日). 2013年3月18日閲覧。
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  20. ^ 『マザー2 ひみつのたからばこ』アスペクト、152頁。ISBN 4-89366-287-2 
  21. ^ あの有名アニメやゲームの曲が応援歌に!各球団の選手応援歌に注目”. G-TIMES (2017年8月2日). 2020年6月25日閲覧。
  22. ^ MOTHER2 ギーグの逆襲 [スーパーファミコン]/ ファミ通.com”. KADOKAWA CORPORATION. 2015年4月18日閲覧。
  23. ^ 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、395頁、雑誌26556-4/15。 
  24. ^ スマブラ拳!! 名作トライアル”. 任天堂 (2008年1月25日). 2013年3月6日閲覧。






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