鳩の休日 カラー・音声多重版

鳩の休日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 02:49 UTC 版)

カラー・音声多重版

  • 1978年9月28日 - 2001年9月30日

概要(音声多重)

1978年9月28日、音声多重放送実用化試験放送が開始されるのに伴いカラー・音声多重版の放送を開始した。放送時間は60秒。BGM(詳しくは後述する)のアレンジが変わり、また1987年4月1日からは左チャンネルと右チャンネルとで異なるナレーションが放送されるようになった。またBGMは左チャンネル・右チャンネルともにモノラルになった。ただし受像機側で主音声+複音声設定にした場合,左右でBGMに若干の時間差がつけられていることが確認できる。映像は1978年1月1日から同年9月27日までのカラー・モノラル版と同じである。

1992年8月28日、開局40周年に先立ちシンボルマーク「なんだろう」が新たに制定されたが、このときは映像の最後に表示される社章の部分は変更されなかった。ちなみに「なんだろう」は同局のシンボルマークであり、社章ではない(「なんだろう」の「鳩の休日」初登場は2009年3月30日)。

なお、1990年代に入ってからは放送終了後の停波時間が10分足らずという日もあったため、放送開始時にこの映像を放送せずカラーバーから直接最初の番組が開始していた。

映像の流れ(音声多重)

  1. ブラックバックに「NTV」(「TV」が水色で「N」の左右の縦軸の中に書かれている)、その下に「JOAX-TV」の文字が表示される。
  2. 鳩小屋が映り、そこに止まっている3羽の鳩がBGMに合わせて羽を広げる。
  3. 鳩小屋が消え、右の1羽、左の1羽の順番に鳩がフェードアウトする。
  4. 最後に残った1羽にズームアップし、フェードインで星々の煌めきに転換する。
  5. 星々が集まって環となり、やがて鳩の群れの輪となる。
  6. 輪の中央で星が光り、そこから「NTV」の文字(1977年までの社章)がズームアップする。それと同時に輪が消え、背景がブルーになる。
  7. 「日本テレビ」の電光文字が右から左に流れはじめるのと同時に「NTV」の文字が消える。
  8. 橙色のタイルをバックに「JOAX-TV」の文字が表示される。バックが青いタイルに切り替わり「4チャンネル」の文字が表示される。橙色のタイルと青色のタイルが集まりあって「日本テレビ」の文字が表示される。これらと同時に主チャンネルで「JOAX-TV、第4チャンネル、こちらは日本テレビです」、1987年4月1日からは副チャンネルで「JOAX-TAM、こちらはNTV、テレビジョン音声多重放送です」とナレーションが入る。
  9. ホワイトバックの左上に「JOAX-TV」の文字(赤色)、中央に地球を模した「日」の字(社章、紫色)、右下に「日本テレビ」の文字(灰色)が表示される。

ナレーション(音声多重)

  • 1978年9月28日 - 1987年3月31日
    • 小坂美保子アナウンサー
  • 1987年4月1日 - 2001年9月30日
    • 荻原弘子アナウンサー(左チャンネル、右チャンネルともに)

  1. ^ 出典:週刊読売 1979.5.6・13合併号「情報バザール」より。
  2. ^ 日本テレビ放送網株式会社社史編纂室 編『大衆とともに25年 写真集』日本テレビ放送網、1978年8月28日、14頁。NDLJP:11953800/17 
  3. ^ 平成15年特殊切手「テレビ50年記念」”. 郵便事業庁. 2020年10月4日閲覧。
  4. ^ 日本テレビ系、「同時配信」のテスト開始 プライム帯を中心に”. 産経新聞 (2020年10月3日). 2020年10月13日閲覧。
  5. ^ 民放で日テレだけが地上波プライムタイムの番組をネット同時配信する狙い”. 週刊新潮 (2020年10月13日). 2020年10月13日閲覧。





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