鋼の錬金術師 (アニメ)
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鋼の錬金術師 | |
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ジャンル | ダーク・ファンタジー、少年向けアニメ |
アニメ | |
原作 | 荒川弘 |
監督 | 水島精二 |
シリーズ構成 | 會川昇(ストーリーエディター) |
キャラクターデザイン | 伊藤嘉之 |
音楽 | 大島ミチル |
アニメーション制作 | ボンズ |
製作 | 毎日放送、アニプレックス、ボンズ |
放送局 | 毎日放送・TBS系列、アニマックス |
放送期間 | 2003年10月4日 - 2004年10月2日 |
話数 | 全51話 |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
キャッチコピーは「とりもどせ、すべてを」。
概要
本作品は原作の連載終了の目途も立っていない時期に制作されており、毎週放送では原作に追いついてしまうため、原作者である荒川弘の意向によって、ほとんどのストーリーや世界観、登場人物の設定などが異なる[1]。物語の序盤は原作に沿ったストーリーが展開されるが、原作第7巻以降の登場人物は登場せず、中盤以降は完全アニメオリジナルのストーリーとなり、いわゆる物語の“黒幕”となる存在やその目的、主人公たちが迎える物語の結末も原作とは異なる。
タイトルに「FULLMETAL ALCHEMIST」とあるが、2009年に再アニメ化された『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』との差別を図るため、本作品では用いられない。
2005年には本作品の最終話の後日談を描く完結編として、『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』が松竹の配給で上映された。
原作漫画に準拠した内容での進行は、2009年の『FA』からで、製作や放送ネットこそ本作品と同じくボンズかつTBS系列であるが、一部スタッフやキャストが変更になっている(プロデューサーの丸山博雄や南雅彦、主人公のエルリック兄弟の声優などは続投)。また、2011年に上映された劇場版『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』の配給も2005年の劇場版と同じく松竹が担当しているが、こちらも本作品との物語上の関わりはない。
反響・評価
最高視聴率は8.4%、平均視聴率は前半で7%前後、後半で5%を記録し[2]し、毎日放送制作土曜夕方6時枠のアニメ(土6)の前番組『機動戦士ガンダムSEED』や後番組『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』同様ヒット作となった[3][4]。また、後述にあるように国内外において数々の賞を受賞した。監督の水島精二は「過去関わったどの作品よりも反響は大きかった」と発言している[5]。第10話「怪盗サイレーン」では女優の白石美帆がクララ(サイレーン)役で声優に初挑戦し、芸能関連メディアにも取り上げられた。2008年4月にオリコンが行った「今までで最も面白かったテレビアニメ」のアンケートで第9位に選出された[6]。
水島監督は「アニメ版は二次作品」[7]、原作者の荒川弘は「根っこの部分さえ取り違えなければ思い切りやっちゃってOK」、「原作と全く同じならアニメという別メディアに乗せる必要は無いと思うので」[8]とそれぞれ発言している。しかし、原作と異なる(サスペンスの要素を取り込んだ)物語や登場人物の扱われようの違いから、本作品に対する評価は賛否両論に分かれている[5]。
この他、本作品の主題歌やオムニバスなどのヒットが挙げられる。
- 日本国内
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- 平成16年度文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 審査委員会推薦作品[9]
- 第9回アニメーション神戸 作品賞・テレビ部門[10]
- 2004年東京国際アニメフェア ノミネート部門 テレビ部門 優秀作品賞[11]
- 日本のメディア芸術100選(2000年代)アニメーション部門第3位[12]
- アメリカ合衆国
- 2004年10月より、カートゥーン ネットワークにて『FULLMETAL ALCHEMIST』のタイトルで放送された。2007年2月24日には、日本のアニメを対象とした AMERICAN ANIME AWARDS にて「ベスト長編シリーズ賞」「ベストDVDパッケージデザイン賞」「ベストキャスト賞」を受賞した。また、エドワード・エルリック役のヴィック・ミニョーニャが「ベスト男性声優賞」を、オープニングテーマの「リライト」が「ベスト主題歌賞」をそれぞれ受賞した[13]。
注釈
- ^ CBCテレビではこの枠まで同局のローカルワイド番組の土曜版ニュース番組(CBCニュースワイド→CBC土曜ニュースワイド→ユーガッタ!Weekend)を約30年間かけて放送。なお、夕方のローカルニュース枠移動(番組改編)に伴い後番組の機動戦士ガンダムSEED DESTINYからは同時ネットへ移行されている。また、『天才クイズ』を放送していた関係から、他の時差ネット局より30分早い17:00 - 17:30に放送。このパターンは『料理天国』を放送していたころから踏襲されてきた。
- ^ 青森テレビでは、1974年から長年土曜18時枠にサザエさんを放送していたが、2004年4月に本番組と枠交換したため、同時ネットとなった。
- ^ 金曜は11話連続放送
出典
- ^ “原作者・荒川弘に聞く 映画「鋼の錬金術師」”. asahi.com. 朝日新聞社 (2005年7月25日). 2005年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月28日閲覧。
- ^ “ガンダムSEED DESTINYの視聴率”. 株式会社アニメアニメジャパン (2004年10月18日). 2009年2月3日閲覧。
- ^ TBS 春の番組改編 「土6」枠移動「日5」へ - 『アニメ!アニメ!』2008年2月6日付
- ^ 土6アニメ、「地球(テラ)へ…」がTV放送後に無料BB配信 - 『AV Watch』2007年4月5日付
- ^ a b “『鋼の錬金術師』の水島精二監督のインタビュー(後編)”. 株式会社ボンズ (2004年9月30日). 2008年2月22日閲覧。
- ^ “ドラゴンボール、ガンダムを制して1位。”. Techinsight (2008年4月2日). 2015年2月27日閲覧。
- ^ TVアニメ鋼の錬金術師オフィシャルファンブックvol.5より。
- ^ アニメージュ2003年12月号のインタビュー記事より。
- ^ “審査委員会推薦作品 アニメーション部門 平成16年度(第8回)文化庁メディア芸術祭”. 文化庁 (2004年3月1日). 2008年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月21日閲覧。
- ^ “第9回アニメーション神戸 アニメーション神戸賞”. アニメーション神戸実行委員会 (2004年11月14日). 2008年2月21日閲覧。
- ^ “アニメアワード過去受賞作品一覧 〜 東京国際アニメフェア2008”. 東京国際アニメフェア実行委員会 (2004年11月14日). 2007年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月21日閲覧。
- ^ “文化庁メディア芸術祭10周年企画アンケート日本のメディア芸術100選 結果発表”. 日本のメディア芸術100選. 2012年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月14日閲覧。
- ^ “FUNIMATION'S FULLMETAL ALCHEMIST WINS FIVE AWARDS AT THE INAUGURAL AMERICAN ANIME AWARDS”. Square Enix North America (2007年3月5日). 2008年2月20日閲覧。
- ^ “コードギアス:コンピレーションアルバムがオリコン1位に「鋼の錬金術師」以来の快挙”. 毎日jp (2009年1月21日). 2009年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月7日閲覧。
- ^ “第19回日本ゴールドディスク大賞・受賞一覧”. 社団法人 日本レコード協会 (2005年2月18日). 2009年2月3日閲覧。
- ^ 2009年2月2日オトナファミvol17、巻頭特集。
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