那須温泉郷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 08:52 UTC 版)
交通
- 鉄道利用の場合、JR東日本の那須塩原駅(東北新幹線、宇都宮線) または 黒磯駅(宇都宮線、東北本線)から、路線バス または タクシーやレンタカー利用となる。
- 路線バスは全便那須塩原駅発着で黒磯駅を経由する。
- 高速バス利用の場合、バスタ新宿から那須・塩原号が那須湯本温泉(殺生石手前の那須温泉神社付近)まで運行している(時刻表)。
- 自家用車利用の場合、主に東北自動車道の那須ICから栃木県道17号那須高原線(通称:那須街道)経由、または黒磯板室ICから栃木県道369号黒磯田島線(通称:板室街道)経由となる。
公共交通機関を利用して訪れる観光客の那須内のアクセスを向上するため、那須高原観光周遊バスが道の駅那須高原友愛の森を基点に那須温泉郷や那須高原の観光施設(那須サファリパーク、南ヶ丘牧場、那須湯本、那須高原りんどう湖ファミリー牧場など)を周回運行している。
周辺のみどころ
那須湯本温泉には那須温泉神社と殺生石がある。那須温泉神社境内には那須温泉の発見者と伝えられる狩野行広を祀る見立神社など境内社が複数座す。温泉神社と殺生石は散策道でつながっている。殺生石から車または路線バスでボルケーノハイウェイ(旧有料道路、現在は無料)を登ると、つつじ吊橋(渓谷にかかる歩行者用つり橋)、八幡のつつじ群落、那須高原恋人の聖地展望台、大丸温泉、那須ロープウェイ山麓駅(路線バスはここまで)を経て峠の茶屋駐車場に至る。ロープウェイ利用で茶臼岳まで1時間程度、峠の茶屋から徒歩で2 - 3時間前後で茶臼岳、朝日岳、三本槍岳に登頂できる。那須岳の斜面はヤシオツツジの名所であり、特に湯本温泉から大丸温泉の間(弁天温泉周辺)は、初夏には一面真っ赤に染まるほどに咲く。ツツジの群落の中に遊歩道があり、歩きながらゆっくり花を堪能できる。北温泉から30分ほど朝日岳方面へ登った登山道沿いには白い花の咲くシロヤシオの群落がある。ツツジと言えば普通樹高2 - 3mの灌木だが、ここのヤシオツツジは幹の直径10 cm以上樹高5 m以上の大木が多い。那須温泉郷から下った山裾は那須高原として数々の観光地がある。
2011年(平成23年)5月22日に那須御用邸の約半分の面積の敷地が那須平成の森として一般開放された。八幡温泉から北西に1kmほどいった位置に中心施設である那須平成の森フィールドセンターがある。
- ^ “環境百科 那珂川”. 関東地方整備局. 2022年12月6日閲覧。
- ^ a b 塙静雄『とちぎの社寺散歩』(下野新聞社、2003年)
- ^ 那須温泉神社 社伝
- ^ a b c d e “那須町の魅力”. 那須町. 2022年12月6日閲覧。
- ^ 『日本三代実録』貞観五年十月七日 丙寅の条
- ^ 『日本三代実録』貞観十一年二月二十八日 丙辰の条
- ^ 正倉院文書「駿河国正税帳」
- ^ 『平家物語』巻第十 四「那須与一」
- ^ 「大日本温泉一覧 廿世紀見立改正新版」(明治四十一年、片田長次郎印刷、東京日本橋区馬喰町四丁目拾番地)
- ^ 「諸国温泉功能鑑」(墨屋小兵衛、烏丸通松原下町)
- ^ 那須温泉旅館協同組合 温泉と歴史
- ^ “那須野ヶ原の地域活性化に向けて”. 水素エネルギーシステム Vo1.37,No.4 (2012). 2022年12月6日閲覧。
- ^ “新那須温泉”. 那須町観光協会. 2022年12月6日閲覧。
固有名詞の分類
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