澁澤龍彦
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友人・知人による回想ほか
巖谷國士の編集・著作
- 『世紀末の水先案内人 澁澤龍彥展』美術出版社、1994年4月。展覧会図録。
- 別版『澁澤龍彥をもとめて』「季刊みづゑ」編集部編、美術出版社、1994年6月。解説「七年後に」
- 『澁澤龍彥 幻想美術館』平凡社、2007年、澁澤龍彥の没後20周年の展覧会。
同年春から全国3箇所の公立美術館(埼玉、札幌、横須賀)で開催された。- 一連の展覧会を監修した巖谷國士が、展覧会図録を兼ねた編著。
澁澤の生涯にわたる美術への造詣を詳細に解説している。
- 一連の展覧会を監修した巖谷國士が、展覧会図録を兼ねた編著。
- 『澁澤龍彥 幻想文学館』アートプランニングレイ 2007年。仙台文学館での展覧会図録・監修
- 『生誕80年 澁澤龍彥回顧展 ここちよいサロン』。監修・図録
- 『澁澤龍彥 ドラコニアの地平』(平凡社、2017年10月)。図録・菅野昭正と共同監修
- 世田谷文学館:没後30周年の回顧展(2017年10月-12月)
- 『澁澤龍彥の記憶』(菅野昭正と共編、河出書房新社、2018年4月)
- 『澁澤龍彥考』河出書房新社、1990年 - ※以下は、関連著作と編・解説。
- 『澁澤龍彥の時空』河出書房新社、1998年
- 『澁澤龍彥 空想美術館』平凡社、1993年 - 図版大著
- 『澁澤龍彥 空想博物館』平凡社、1995年 - 図版大著
- 『澁澤龍彥 滞欧日記』河出書房新社、1993年/河出文庫、1999年 - 編・解説
- 『書物の宇宙誌 澁澤龍彥蔵書目録』 国書刊行会、2006年
- 『旅の仲間 澁澤龍彥|堀内誠一往復書簡』晶文社、2008年
- 『澁澤龍彥論コレクション』(勉誠出版、2017-18年)。著書と(座談会・共著も含んだ)編著の集成
- 1 澁澤龍彥考/略伝と回想
- 2 澁澤龍彥の時空/エロティシズムと旅
- 3 澁澤龍彥幻想美術館/澁澤龍彥と「旅」の仲間
- 4 澁澤龍彥を語る/澁澤龍彥と書物の世界
- 5 回想の澁澤龍彥〈抄〉/澁澤龍彥を読む
関係者による回想ほか
- 『澁澤龍彥 夢の博物館』 雲野良平編、美術出版社、1988年7月
- 『澁澤龍彥 回想と批評』 幻想文学出版局、1990年 - 友人・知人の作家・作品論
- 『新文芸読本 澁澤龍彥』 同編集部編、河出書房新社、1993年4月 - 以下は「全集」関連出版
- 『澁澤龍彥を語る 1992~1995の対話』 河出書房新社、1996年2月
- 『回想の澁澤龍彥』 河出書房新社、1996年5月 - 編集委員 共編
- 編集委員:巖谷國士・種村季弘・出口裕弘・松山俊太郎
- 『澁澤龍彥をめぐるエッセイ集成』(全2巻)、河出書房新社、1998年
- 出口裕弘『綺譚庭園 澁澤龍彥のいる風景』(河出書房新社、1995年) - 他の作家論も含む
- 出口裕弘『澁澤龍彥の手紙』(朝日新聞社、1997年)
- 種村季弘『澁澤さん家で午後五時にお茶を』(河出書房新社、1994年 / 学研M文庫(増補版)、2003年)
- 『澁澤龍彥 新潮日本文学アルバム54』(新潮社、1993年)- 解説 種村季弘、巻末エッセイ 平出隆
- 松山俊太郎『綺想礼讃』(国書刊行会、2010年) - 澁澤論を収録
- 『澁澤龍彥文学館』 筑摩書房(全12巻)、1990-1993年 - 文学全集(知人等が解説担当)
- 矢川澄子『おにいちゃん 回想の澁澤龍彥』(筑摩書房、1995年)
- 澁澤幸子『澁澤龍彥の少年世界』(集英社、1997年)
- 礒崎純一『龍彥親王航海記 澁澤龍彥伝』(白水社、2019年)- 晩年の担当編集者(国書刊行会)、読売文学賞(第71回評論・伝記部門)
澁澤龍子夫人の関連出版
- 『澁澤龍彥との日々』白水社、2005年/白水Uブックス、2009年
- 『澁澤龍彥との旅』白水社、2012年
- 『澁澤龍彥の古寺巡礼』平凡社<コロナ・ブックス>、2006年
- 『澁澤龍彥のイタリア紀行』小川煕と共編著、新潮社<とんぼの本>、2007年
- 『澁澤龍彥 ドラコニア・ワールド』写真沢渡朔、ヴィジュアル版集英社新書、2010年 - 著作からの選文集
注釈
- ^ 『彥』[U+5F65]は「偐」の旁部分(「彦」の旧字体)。数値文字参照:[
彥
] - ^ 旧字を新字に直す慣例のある出版界でも珍しく、いまだに名前の漢字全てが旧字体のまま出版されているが、澁澤自身は生前自らの名前が「竜」の字で代用されるのを嫌っており、「私は署名をするときにも、竜彦などとは間違っても書かない。(略)これはタツではなくて、尻尾の生えたカメみたいではないか」と記している[3]。
- ^ 栄一の父・市郎右衛門(元助)は澁澤家の本流とされる「東の家」から支流の「中の家」に養子として入った。
- ^ 1969年に再婚、編集者出身。
- ^ 旅行自体は、夫人の回想記『澁澤龍彥との旅』や『澁澤龍彥との日々』(白水社)、図版の編著『澁澤龍彥のイタリア紀行』(新潮社 とんぼの本)に詳しい
- ^ 式場隆三郎『サド侯爵夫人』も読みこんでいたことは間違いない。新版は『サド侯爵夫人とその夫』(書肆心水、2020年)
- ^ 三島事件そのものは、種村季弘から電話で知らされた。
- ^ 『日曜美術館 幻想の王国-澁澤龍彥の世界』(NHK教育、1994年5月15日放送)で、土方巽の葬儀にて挨拶する数少ない映像が放送された。
- ^ 一部作品の初出は、三島や中村光夫が参加した「鉢の木会」が編集した、大判の季刊文芸誌『聲』(発行元は丸善)であった。他は「陽物神譚」「マドンナの真珠」
出典
- ^ a b “史上初の大調査 著名人100人が最後に頼った病院 あなたの病院選びは間違っていませんか”. 現代ビジネス (2011年8月17日). 2019年12月22日閲覧。
- ^ 『旅の仲間: 澁澤龍彥・堀内誠一往復書簡』229ページ
- ^ 『記憶の遠近法』所収「ドラゴン雑感」
- ^ a b Invenshon. インヴェンション. Hiroshi Takayama, Shin'ichi Nakazawa, 宏 高山, 新一 中沢. Meijidaigakushuppankai 明治大学出版会. (2014.3). ISBN 978-4-906811-06-9. OCLC 879616267
- ^ 三島由紀夫『澁澤龍彥氏のこと』-『快楽主義の哲学』(光文社カッパブックス、1965年)でのカバー紹介
- ^ 出口裕弘『澁澤龍彥の手紙』朝日新聞社、1996年、100-101頁。
- ^ 赤木洋一『平凡パンチ1964』〈平凡社新書〉2004年。
- ^ 森茉莉『ドッキリチャンネル』
- ^ 澁澤龍彦『私の少年時代』河出書房新社
- ^ 編集担当は小野二郎。のち晶文社を設立。
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