江川達也 略歴

江川達也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 02:52 UTC 版)

略歴

小学生の時からノートに漫画を描き始め[1]、中学時代で投稿作品を描き上げるが、その後は漫画からは離れる。1978年12月、江川家の養子に入る。名古屋市立北高等学校を経て愛知教育大学教育学部数学科に入学、人形劇サークル・漫画研究会・アニメ研究会などに在籍し、漫画以外の創作活動も行う。大学卒業後は1983年4月から8月までの約5ヶ月間、公立学校教諭(地方公務員)となり名古屋市立東陵中学校の数学科講師をしたのち退職、本宮ひろ志アシスタントを4ヶ月間務める[1][2]

アシスタントの傍ら描いた習作『Don't Give Up』が『コミックモーニング』編集部の目に止まり、1984年、「BE FREE!」(『モーニング』)でデビュー。その後『まじかる☆タルるートくん』を始めとする少年誌向けのギャグ漫画や、『東京大学物語』『GOLDEN BOY』などの青年誌向けのストーリー漫画まで幅広い分野で執筆し、作品がアニメ化されるなど、立て続けにヒット作を生み出す。

21世紀に入ってからは、ネームバリューが高い作品(『源氏物語』、『日露戦争物語』、『家畜人ヤプー』など)を漫画化。また、携帯サイトや新雑誌などのニッチな場での漫画作品の発表を行う。

漫画以外にもテレビ出演(ホリプロとタレント契約)、ヌード画集執筆など幅広く活動。2005年から2020年まで続いた『ビーバップ!ハイヒール』にレギュラー出演。

2015年には『まじかる⭐︎タルるートくんneo』として、2次創作を描いてくれる作家を募集。

2021年11月には江川の還暦を祝し、『まじかる☆タルるートくん』をメインにした展示イベント「まじかる☆タルるートくん展」を開催[3]


注釈

  1. ^ 実際は青年向け漫画家として商業誌デビュー済みだったまいとしろう。彼は取材内容をロケ当日まで一切知らされず、江川に憧れるどころか江川の作品をほとんど知らなかったにも関わらず、やらせ演技を強要された。江川本人がやらせと承知で出演依頼を受けたかどうかは不明。

出典

  1. ^ a b c d e f g 『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日、68頁。ISBN 4-8169-1760-8 
  2. ^ 東京五輪開催反対 江川達也の大胆改革案 - 日刊スポーツ TOKYO五輪ピックアップ、2016年2月19日
  3. ^ “「まじかる☆タルるートくん展」江川達也の還暦を祝し、11月10日より墓場の画廊で開催”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年10月25日). https://natalie.mu/comic/news/450845 2021年10月26日閲覧。 
  4. ^ 松浦達也; 共同著作者 (2008年5月26日). “メルセデス以外あり得ない!”. Daily EDGE著名人・有名人のカーライフ. 2009年4月7日閲覧。
  5. ^ a b c 『“全身漫画”家』
  6. ^ 『サイゾー』2003年3月号 江川式勉強法(欄外のコメントより)
  7. ^ 美術手帖「マンガテクニック」季刊03号、p.24
  8. ^ 『甦るノルシュテインの世界』
  9. ^ A×A ダブルエー 公式ブログ
  10. ^ 週刊ヤングジャンプ』2009年39号452頁
  11. ^ a b 『漫画家人名事典』325頁
  12. ^ 絶望に効くクスリ』Vol.1
  13. ^ 『漫画家人名事典』240頁
  14. ^ オースーパージャンプ』(スーパージャンプ2009年8月25日増刊)242頁「いとう耐の解耐新語」
  15. ^ 『キネ旬ムック―マンガ研究本シリーズ 』(マガジンマガジンVol.2(2001年)江川達也)115頁
  16. ^ 砂倉の単行本『ファンタスティックファニーズ』奥付の作者のメッセージより
  17. ^ 鬼才現る:我ながらひどいと思います――人気主婦ブロガー「まんしゅうきつこ」さんの正体 (1/2)






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