東洋大学
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施設
キャンパス
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東洋大学のキャンパスは白山を中心に4カ所に散らばる。白山から見て朝霞と川越は交通の便が不便であるが、これは都営地下鉄三田線の延伸・東武東上線乗り入れ計画を念頭に置いて校地取得を行ったためである[要出典]。この計画は凍結されたため、東洋大学ではキャンパス間の交通の便の悪さが懸案のまま残ってしまった。なお、文系5学部を白山へ統合した背景には交通の便の悪さもあるのではないかと学内で発行されている学生メディア[要文献特定詳細情報]が書いている。
白山キャンパス
1897年に東京市本郷区駒込蓬莱町から小石川区原町字鶏声ヶ窪(現在地)に移転した時から存在するキャンパスで、戦前は「原町校舎」と呼ばれていた[20]。文学部、経済学部、経営学部、法学部、社会学部、国際学部、国際観光学部が使用。
赤羽台キャンパス
2017年設置[70][83]。現在は情報連携学部、福祉社会デザイン学部、健康スポーツ科学部が使用。
川越キャンパス
1961年設置。現在は理工学部、総合情報学部が使用。
朝霞キャンパス
1977年設置。文系学部の教養課程を講義するために建設されたキャンパス。2024年から、生命科学部、食環境科学部が使用。
清水町キャンパス
2011年設置。東洋大学総合スポーツセンターが開設されている。
サテライトキャンパス
過去に存在したキャンパス
白山第2キャンパス
国際地域学部、法科大学院、国際地域学研究科などで使用されていたキャンパス。既存施設を全て解体し、延べ約1万9900㎡規模の新校舎を建設する。2015年度より京北中学校、京北高校が使用している。
板倉キャンパス
1997年設置。2024年、生命科学部、食環境科学部が朝霞キャンパスへ移転したため使用学部なし。
学生食堂
白山キャンパス
赤羽台キャンパス
- 糖朝CAFE
- WELLB HUB-2 学生食堂
かつて東洋大学の学生食堂の一つに、16階建ての白山2号館に設置されたものがあった。周囲に高い建物が文京区役所くらいしかないため、大変に見晴らしが良く、特に夜景を楽しめる学食として学生教職員に親しまれていた。また、『東京ウォーカー』が東京都内の学食を特集した際に夜景がきれいな学食として紹介して以来、学生教職員以外の利用も増えており、安く夜景が楽しめるレストランとしても利用されていた。そして6号館の地下食堂は、テレビ東京の『アド街ック天国』が白山・千石を特集した際に第5位にランキングされた[84]。
学生寮
かつて小石川寮と西片女子寮が存在していたが、現在は廃寮となっており、小石川寮は現在は運動部の合宿所となっている。
セミナーハウス
注釈
- ^ a b c 公式ページには東洋大学総合スポーツセンターとして紹介されているが、財産目録 (PDF) 上の正式名称は清水町キャンパスである。
- ^ これらの文言は、井上円了が1887年6月に発表した『哲学館開設ノ旨趣』には見られない。
- ^ 初期の著作である『哲学一夕話』第一篇の序三頁に、「純正哲学は哲学中の純理の学問にして、心理の原則、諸学の基礎を論究する学問というべし」とある。
- ^ 井上が1887年6月に発表した『哲学館開設ノ旨趣』では「哲学ハ学問世界ノ中央政府」と述べている(創立五十年史, p. 11)。
- ^ 制度上は各種学校であった。『明治時代史大辞典』第2巻(吉川弘文館、2012年)836-837頁。
- ^ 五大法律学校と総称される専修学校・東京法学校・明治法律学校・東京専門学校・英吉利法律学校はそれ以前から講義録を発行していた(専修大学の歴史編集委員会編 『専修大学の歴史』 平凡社、2009年、79-80頁)。
- ^ このとき文部省から専門学校への転換または他大学との統合を求められたが、「護国愛理」の建学精神を盾にとってこれを拒んだ(百年史.通史編Ⅰ, p. 1298-1310)
- ^ 2013年、第1部インド哲学科・中国哲学文化学科を改組し設置。
- ^ a b c d e f 大学側が通常使用している表記では「第1部」は省略しているが、ここでは文部科学省届出名称に従った。
- ^ 2017年、英語コミュニケーション学科を改組し設置。
- ^ 2013年、第2部インド哲学科を改組し設置。
- ^ 2021年、社会文化システム学科を改組し設置。
- ^ 2017年、国際地域学部国際地域学科を改組し設置。
- ^ 2017年、国際地域学部国際観光学科を改組し設置。
- ^ 1963年に日本で初めての短期大学観光学科として設立し、2001年4月に現在の4年制へ。
- ^ 2009年、工学部を改組し設置。
- ^ 2013年、生命科学部食環境科学科を改組し設置。
- ^ 理系では2007年に東京電機大学が未来科学部を設置した際に夜間部を設置しなかったため、東京理科大学がやはり理系としては唯一全学部に設置する存在となっている。
出典
- ^ 竹村, 牧男『井上円了 その哲学・思想』春秋社、2017年10月20日、257頁。“The Founding Spirit of Toyo University/建学の理念 | 東洋大学”. www.toyo.ac.jp. 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b 創立五十年史, p. 54.
- ^ 『東洋大学八十年史』(1967年)116-117頁
- ^ 井上円了『仏教活論序論』(哲学書院、1887年)1-8頁
- ^ 「余の教学に関する事業は大小種々あれとも総て護国愛理の二大目的を実行するに外ならさるなり」(百年史.資料編Ⅰ, p. 113-114)
- ^ 中島徳蔵先生学徳顕彰会『中島徳蔵先生』(1962年)207-208頁
- ^ 三浦節夫(1987) 224.
- ^ 「それ哲学は通常理論と応用理論の二科に分つも、要するに理論の学にして、思想の法則事物の原理を究明する学なり。ゆえに思想の及ぶところ事物の存するところ、ひとつとして哲学に関せざるはなし」「純正哲学において論定せるものは、倫理、論理その他の諸哲学の原理原則となり、哲学諸科の論定せるものは、理学、法学その他の諸学科の原理原則となりて、学問世界の中央政府は即ち哲学なり。」(「哲学ノ必要ヲ論ジテ本会ノ沿革ニ及ブ」『哲学会雑誌』一号、二号 明治20年2月、3月)
- ^ “「哲学する」姿勢が世界を生き抜く力になる 東洋大学 | 東洋大学” (日本語). 東洋経済オンライン. (2016年4月18日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ 精神上の師・勝海舟との出会い 東洋大学報WEB
- ^ a b 「東洋大が群馬・板倉から移転 多額の支援した地元は反発」朝日新聞デジタル(2020年3月25日)同日閲覧
- ^ 創立五十年史, p. 5.
- ^ a b c 歴代学長|Toyo University 2019年12月19日閲覧。
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 97-115.
- ^ 『郁文館五十年史』2-6頁
- ^ 創立五十年史, p. 50.
- ^ 創立五十年史, p. 426.
- ^ 創立五十年史, p. 55-56.
- ^ 創立五十年史, p. 255.
- ^ a b 創立五十年史, p. 56-57.
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- ^ 百年史.資料篇Ⅰ, p. 189.
- ^ 創立五十年史, p. 96-97.
- ^ 創立五十年史, p. 197-203.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 597-599.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 743.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 743-755.
- ^ 創立五十年史, p. 161-165.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 学校法人東洋大学の沿革 2019年12月19日閲覧。
- ^ 創立五十年史, p. 256.
- ^ 創立五十年史, p. 168-174.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 673-674.
- ^ a b c 東洋大学 校歌 | Toyo University 2023年4月4日閲覧。
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 751.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 988.
- ^ 中島徳蔵先生学徳顕彰会 『中島徳蔵先生』(1962年)207-208頁
- ^ a b 百年史.通史編Ⅰ, p. 1003.
- ^ 「本学昇格の附帯要件として予て企図されつゝあつた学部用校舎」(創立五十年史, p. 179)
- ^ 創立五十年史, p. 185-186.
- ^ 「大学令に依る大学昇格に伴ひ、其附帯条件の一として、図書館の建設が含まれてゐた」(創立五十年史, p. 345)
- ^ a b 創立五十年史, p. 257.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 1014-1016.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 770.
- ^ 「講堂の建設は本学昇格の一条件でもあつた」(創立五十年史, p. 188)
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 1142頁.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 1147-1150.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 1120-113.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 1221-1229.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 1230-1233.
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- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 1310-1311.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 1335-1337.
- ^ ショートヒストリー, p. 169.
- ^ 獅子吼会会祖 日現(にちげん)聖人|法華宗 獅子吼会(2019年12月19日閲覧)
- ^ a b ショートヒストリー, p. 177.
- ^ a b 経営学部50年のあゆみ|Toyo University(2019年12月20日閲覧)
- ^ 百年史.通史編Ⅱ, p. 219-271.
- ^ a b c 研究所のあゆみ|Toyo University
- ^ 百年史.通史編Ⅱ, p. 48.
- ^ ショートヒストリー, p. 215-248.
- ^ a b c ショートヒストリー, p. 247.
- ^ 百年史.部局史編, p. 28-32.
- ^ a b c これまでの歩み - 東洋大学創立125周年記念
- ^ 校友会の沿革|校友会とは|東洋大学校友会
- ^ 学校法人京北学園との合併について
- ^ 東洋大学通信教育課程の学生募集(科目等履修生含む)停止のお知らせ
- ^ a b 情報系学部および大学院(設置予定)の教育研究活動を赤羽台キャンパスで開始(2017年4月)
- ^ a b 東洋大学法科大学院の廃止及び東洋大学法科大学院修了生支援室の設置について 2022年12月22日閲覧。
- ^ 東洋大学はいま2022
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 969-970.
- ^ 創立五十年史, p. 177-178.
- ^ 東洋大学のブランドマークが新しくなりました
- ^ お知らせ|東洋大学
- ^ 研究拠点の紹介
- ^ 私立大学研究ブランディング事業 2024年1月27日閲覧。
- ^ 文部科学省「大学の国際化促進フォーラム」プロジェクトの幹事校に選定されました 2024年1月27日閲覧。
- ^ 東洋大学サイト 2024年1月27日閲覧。
- ^ 東洋大学 世界展開事業特設サイト 2024年1月27日閲覧。
- ^ 東洋大学 公式サイト
- ^ [1]
- ^ 千石・白山|テレビ東京
- ^ 東洋大学 フィロソフィア西台
- ^ 国際交流宿舎特設ウェブサイト
- ^ セミナーハウス
- ^ Toyo University Bangkok Office
- ^ “東京外国語大学と大学間協定を締結しました”. 2021年5月9日閲覧。
- ^ 創立五十年史, p. 105-112.
- ^ 百年史.通史編Ⅰ, p. 966.
- ^ 『東洋大学と学祖井上先生』33ページ
- ^ アクセス・お問い合わせ|東洋大学
- ^ 一例として早稲田大学の 教材新聞web 早大、夜間社会科学部廃止
- ^ 東洋大学社会学部沿革
- ^ 2010年4月、国際地域学科を2専攻体制とし、イブニングコースを開設 - 東洋大学
- ^ 学校法人京北学園との合併について[リンク切れ]
- ^ 東洋大学グローバルサービス株式会社
- ^ 株式会社東洋大学ファシリティーズ
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