日野・レンジャー 5代目(2001年-2017年)

日野・レンジャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 03:09 UTC 版)

5代目(2001年-2017年)

レンジャーFG
  • 2001年12月、フルモデルチェンジにより、レンジャープロとなる。中型トラッククラスとして初めて、バンパー埋め込み型のロアヘッドライトが採用された[1]。当時放映されたCMは、オールCGで描かれロボットが時空を越えてレンジャープロに変形するというものだった。ヘッドライトの外形は後に登場するグランドプロフィア、2代目セレガとも共通である。ただし大型用のプロジェクターライトは純正では設定されていない。キャッチコピーは「トラックの進化は未来からやってきた」。純正の3連テールは当初、橙レンズに赤リフレクタが付くタイプに増灯用を足して3連としたものだったが、途中から小糸製の3連タイプ(赤レンズにリフレクタ)に変更される。2連タイプは2017年まで橙レンズに赤リフレクタがあるタイプが引き続き装着された。
  • 2002年 9月、低公害車LEタイプ車の設定、グッドデザイン賞を受賞。
  • 2003年 4月、エアサス車の拡大、超低PM車の設定。
  • 2004年、マイナーチェンジ。サブネームを使わずに日野・レンジャーと名乗る。グリルの色を黒からグレーに変更。エンジンは直噴コモンレール式インタークーラーターボを全車に搭載。J05D、J07E、J08Eに変更され、超低PM排出85%に認定。FC(ショートキャブ)にハイブリッド車、4WD車に高床仕様の「FT」(消防車仕様のみ)をそれぞれ追加。
  • 2005年 5月、新長期排出ガス規制に適合、CNG車の設定。
  • 2006年 10月、全車低排出ガス重量車(排ガス記号BDG-)に認定。
  • 2007年2月、積載性のある中型免許対応車を新規設定、重量車燃費基準達成車を追加、全車にエンジンイモビライザーとマルチ・インフォメーション・システムを標準装備。
  • 2008年 9月、ハイブリッド車が新長期排出ガス規制に適合、機械式AT(Pro Shift 6)搭載車を追加。
  • 2010年GVW12トン超車が平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合。同時にクリーンディーゼルシステム「AIR LOOP」を採用。運転席側ミラーステー、ヘッドライトのリフレクタ形状が変更され、内装が黒と青の2トーンから黒一色を基調としたものへ、サイドウインカーを形状変更される。
  • 2011年、GVW8t-11t車が平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合。同時に「AIR LOOP」システムを採用。又、フロントアンダーランプロテクター(4WD車はオプション)が採用され、運転席側サイドミラーをドアミラーに変更し、運転席側アンダーミラーを標準装備とした。同時にGVW8t車のトレッドを拡大。
  • 2014年、灯火器規制対応の為、アッパーヘッドライト車のヘッドランプを同社既存の2代目ポンチョ用とほぼ同サイズのマルチリフレクタータイプの丸型2灯式に、ヘッドランプカウル部分の塗装を車体色からガンメタリック単色にそれぞれ変更。

  1. ^ キャブに規格型の角型2灯式ハロゲンライトを装備する「アッパーヘッドライト外観」も、標準キャブ車・ハイグレード仕様以外で選択可能であった。アッパーライト車は従前のスペースレンジャー用バンパー・フォグランプを装着するものの、バンパー装着ウインカーは省かれる。
  2. ^ 日野自、次世代中型トラックを世界初投入[車両]”. エヌ・エヌ・エー (2015年1月16日). 2015年1月16日閲覧。
  3. ^ Yongki Sanjaya (2015年1月15日). “Hino Luncurkan Truk Hino 500 Series New Generation Ranger” (インドネシア語). Liputan6. 2015年1月16日閲覧。
  4. ^ デュトロ標準キャブ車と同一のハロゲンヘッドライトが用いられる。但し、デュトロに設定されているHID仕様はレンジャーのキャブライト車には設定されない。
  5. ^ オプションでプロフィアと同型のLEDテールランプも選択可能。
  6. ^ 260psエンジン搭載車と240psエンジン搭載車はDPR+尿素SCRを採用。
  7. ^ 日野自動車、大型トラック「日野プロフィア」、 中型トラック「日野レンジャー」をモデルチェンジして新発売日野自動車 2017年4月5日(同年4月9日閲覧)
  8. ^ 日野自動車、中型トラック「日野レンジャー」に車型を追加して発売日野自動車 2017年9月6日(2017年9月16日閲覧)
  9. ^ 大型トラック「日野プロフィア」と中型トラック「日野レンジャー」が 2017年度グッドデザイン賞を受賞日野自動車 2017年10月4日
  10. ^ 日野自動車 (2018年1月9日). “日野自動車、東京オートサロン2018および大阪オートメッセ2018に新型「日野プロフィア」、新型「日野レンジャー」を出展”. 2018年1月13日閲覧。
  11. ^ 日野自動車、中型トラック「日野レンジャー」を改良して新発売日野自動車 2019年4月10日
  12. ^ 日野自動車、中型トラック「日野レンジャー」を改良して新発売日野自動車 2021年8月2日
  13. ^ a b お客様に最適商品をより早く提供するため、中型トラックのメーカー完成車「VQ」のラインアップを拡充して発売、古河工場でシャシから架装まで一貫生産日野自動車 2021年12月20日
  14. ^ 日野自動車が架装工場の新設で狙う効果ニュースイッチ 2021年12月29日
  15. ^ エンジン認証に関する当社の不正行為について日野自動車 2022年3月4日
  16. ^ 自動車製作者に対する行政処分を行いました国土交通省 2022年3月29日
  17. ^ 特別調査委員会による調査結果および今後の対応について日野自動車 2022年8月2日
  18. ^ 日野自動車(株)の排出ガス・燃費性能試験における不正行為について国土交通省 2022年8月2日
  19. ^ 今後の生産活動について「信頼される製品づくり」のための「人づくり」を再徹底 日野自動車 2022年9月16日
  20. ^ 日野自動車に対する対応について国土交通省 2022年9月9日
  21. ^ 三菱ふそう ファイターミニヨン、いすゞ フォワードジャストン、日産ディーゼル コンドルSなど
  22. ^ 『砂塵を駆ける夢―HINO』JAF出版社、1997年、72頁。ISBN 4788680424 
  23. ^ ダカール・ラリー2021に参戦する日野レンジャーのボディにヨシムラの文字!
  24. ^ ダカールラリーとカミオン
  25. ^ 日野、「ダカールラリー2012」に新レーシングトラックで参戦 「レンジャー」をミッドシップ化して戦闘力向上 Car Watch 2023年11月3日閲覧
  26. ^ 日野自動車. “ダカールラリー > HINO Team SUGAWARA > レーシングトラック”. 2014年1月19日閲覧。
  27. ^ 冒険から競技へと進化したダカール・ラリー 「常勝軍団・日野チームスガワラ」が魅せた底力!
  28. ^ 『HINO THE DAKAR RAKKY Great Run RALLY MAKES SERIES 砂塵を駆ける夢』
  29. ^ ダカールラリーの歴史と日野レーシングカミオンの挑戦
  30. ^ フランスレポート
  31. ^ No.243 「久し振りにル・マンのガレージに来ております。」 – 菅原さんからの手紙
  32. ^ "ダカールの鉄人"菅原義正のダカール・ラリー引退について日本レーシングマネージメント・日野自動車 2019年4月23日
  33. ^ "日野チームスガワラ"、さらなる高みを目指した新チーム体制を発表日野自動車 2019年6月3日
  34. ^ ダカール・ラリー2022参戦車両が完成日野自動車 2021年10月25日
  35. ^ 菅原義正 モータースポーツ経歴
  36. ^ 菅原照仁 モータースポーツ経歴
  37. ^ ヒストリー&レースレポート






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