日代とは? わかりやすく解説

日代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 18:22 UTC 版)

日代(にちだい、1294年永仁2年)[注釈 1]- 1394年5月18日応永元年4月18日))は、鎌倉時代中期から後期にかけての日興門流駿河国河合の出身。伊予公・伊予房・伊予阿闍梨・蔵人阿闍梨と称する。日興の弟子「新六人」の筆頭。駿河国西山本門寺の開山。


注釈

  1. ^ a b (日蓮正宗宗務院 1999, p. 271)には、永仁5年誕生、とある。
  2. ^ (日蓮正宗宗務院 1999, p. 271)・(榎木境道 2007, p. 59,62)には、日善は日代の兄、とある。
  3. ^ 法華経の本門と迹門では、本門に重きを置く、という考え方
  4. ^ 前の時代の同門僧侶
  5. ^ 日仙も日代も、法華経本門・迹門では本門に重きを置く、としている。そのため、これは、迹門に含まれる方便品には成仏の道は示されていない、という意味になる。
  6. ^ (宮崎英修 1995, p. 38)では、「与」の浅い教えでは利益を得られるが、「与」のより深い教えや「奪」・「破」では利益は得られない(要旨)、とある
  7. ^ 日興門流の主流に反することを意味する
  8. ^ 天目日弁
  9. ^ (宮崎英修 1995, p. 39)は、これを根拠に、後日書かれたものと推測している。
  10. ^ 八教に基づいて論じられる本迹論(法華経の本門・迹門に関する議論)
  11. ^ 宗旨に基づいて論じられる本迹論

出典

  1. ^ 榎木境道 2007, p. 58-59,62-但し、日興・日助との血縁関係のみ。
  2. ^ 榎木境道 2007, p. 60a-但し、重須退出後大石寺藤木坊に仮寓したことのみ。
  3. ^ 執行海秀 1952, p. 36-但し、生年、出生地、日善・日助との血縁関係、日興示寂後重須を継いだこと、西山で本門寺を創したことのみ。
  4. ^ 日蓮宗事典刊行委員会 1981, p. 622a-但し、生没年、出身、伊予公を除く別称、新六人筆頭であること、西山開山であること、血縁関係、日興示寂後重須を付属されたことのみ。
  5. ^ 日蓮正宗宗務院 1999, pp. 271–272-但し、日興との血縁関係、称伊予公、重須退出後大石寺藤木坊に仮寓し後に西山に一宇を建立したことのみ。
  6. ^ 榎木境道 2007, p. 61a-但し、西山で後の西山本門寺となる法華堂を建立したことのみ。
  7. ^ a b 日蓮宗事典刊行委員会 1981, p. 622b.
  8. ^ 執行海秀 1952, p. 40a.
  9. ^ 日蓮宗事典刊行委員会 1981, p. 622c-但し、年は除く。
  10. ^ 榎木境道 2007, pp. 54–55-但し、新六僧(新六)、とある。
  11. ^ 宗旨建立750年慶祝記念出版委員会 2002, p. 187-但し、場所は除く。
  12. ^ 日蓮宗事典刊行委員会 1981, p. 651.
  13. ^ 執行海秀 1952, p. 42a-但し、日付を除く。
  14. ^ 榎木境道 2007, p. 59.
  15. ^ 榎木境道 2007, p. 61b.
  16. ^ 宮崎英修 1995, p. 42-但し、日付は除く。
  17. ^ a b c 日蓮宗事典刊行委員会 1981, p. 623.
  18. ^ 執行海秀 1952, p. 40b-但し、年月と年齢のみ。
  19. ^ a b c 日蓮宗事典刊行委員会 1981, p. 305.
  20. ^ 榎木境道 2007, pp. 58–59.
  21. ^ 榎木境道 2007, p. 58-但し、本書には、地頭石河、とある
  22. ^ a b 執行海秀 1952, p. 41a.
  23. ^ 有賀要延 1975, p. 191a.
  24. ^ 宮崎英修 1995, pp. 38–39.
  25. ^ a b 宮崎英修 1995, pp. 39–40-但し、本書には『日仙日代問答』とある
  26. ^ a b 宮崎英修 1995, p. 39.
  27. ^ 日蓮宗事典刊行委員会 1981, pp. 622–623.
  28. ^ 執行海秀 1952, p. 42b.
  29. ^ 日蓮正宗宗務院 1999, p. 272a.
  30. ^ 日蓮正宗宗務院 1999, p. 273.
  31. ^ 榎木境道 2007, p. 60b.
  32. ^ 執行海秀 1952, p. 41b-但し、原典名は除く。
  33. ^ 有賀要延 1975, p. 191b-但し、「五十六品」、原典名は除く。
  34. ^ 日蓮正宗宗務院 1999, p. 272b-但し、原典名は除く。
  35. ^ 榎木境道 2007, p. 60c-但し、本書には、地頭石河、とある
  36. ^ a b 宮崎英修 1995, p. 40.


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