新三田駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 02:36 UTC 版)
ダイヤ
日中時間帯は区間快速が毎時4本発着するが、うち2 - 3本は当駅で上り(尼崎・大阪)方面へ折り返しとなり、下り(篠山口・福知山)方面は毎時1 - 2本となる。区間快速は当駅を含む川西池田駅以北では各駅に停車し、上り方面の列車は川西池田駅で普通と接続する。一部は当駅で特急「こうのとり」の待ち合わせを行う。
日中以外の時間帯は丹波路快速をはじめ、全ての快速・普通が停車する。JR東西線や学研都市線に乗り入れる列車もあり、朝ラッシュ時には当駅始発で大阪方面・JR東西線方面へ直通する快速が多数設定されている。
特急「こうのとり」は主に通勤客向けに朝の上り(新大阪行き)と夕方以降の下り(福知山行き)が停車する(一駅隣の三田駅には全便が停車する)。
JR京都線またはJR東西線や学研都市線に直通する普通(前者は主に高槻駅発着)、塚本駅を通過しない普通が乗り入れるのは当駅が北限となっている。
始発列車は4時台である。
利用状況
利用客数は一駅南隣の三田駅とほぼ同じで、福知山線内では5番目に多い。
ウッディタウンなどの北摂三田ニュータウンからバスやマイカー、バイクや自転車(原付含む)などで当駅まで出て、大阪方面へと向かう住民の利用が多い。ニュータウンからは神戸電鉄公園都市線や神姫バスにより三田駅へもアクセスできるが、当駅の場合は始発となる上り(尼崎・大阪方面)列車が多く、おおむね着席して大阪方面に移動できるというメリットがある。
パークアンドライドを目的とした、当駅利用者向けの駐車場や駐輪場が多数設置されている。また、駅前のバス乗り場には隣接して送迎のマイカー用のスペースも設けられており、朝夕のラッシュ時には学生を中心に送迎による多くの利用がある(キスアンドライド)。
なお、近隣の工業団地・テクノパークなどの開発などもあり、朝の下り(篠山口・福知山方面)列車、夕方以降の上り列車への通勤客の利用も増えている。
「兵庫県統計書[7]」及び「三田市統計書[8]」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 11,114 |
1996年 | 11,481 |
1997年 | 11,963 |
1998年 | 12,452 |
1999年 | 12,760 |
2000年 | 13,210 |
2001年 | 13,501 |
2002年 | 13,513 |
2003年 | 13,670 |
2004年 | 13,882 |
2005年 | 13,844 |
2006年 | 14,277 |
2007年 | 14,413 |
2008年 | 14,650 |
2009年 | 14,600 |
2010年 | 14,782 |
2011年 | 14,753 |
2012年 | 14,756 |
2013年 | 15,020 |
2014年 | 14,639 |
2015年 | 14,802 |
2016年 | 14,694 |
2017年 | 14,749 |
2018年 | 14,440 |
2019年 | 13,991 |
2020年 | 10,292 |
2021年 | 10,465 |
駅周辺
開業当時はほとんど何もなかったが[2]、三田市のニュータウン開発によりウッディタウン・カルチャータウンなどの玄関口として急激に発展していった[1]。
三田市は三田駅周辺を主核、ニュータウンを副核と位置付ける都市計画を策定する一方で、その他の地域では開発が抑制され、当駅周辺も市街化調整区域に指定された関係で開発は進められず、長年にわたり農地が広がっている。しかし乗降客からの要望もあり三田市は方針を転換し、2016年春に当駅周辺の土地は市街化区域に変更され、商業施設やオフィスの集積地となるように開発が行われることになった。2017年9月には土地区画整理事業が認可され、2018年1月に着工、5.3ヘクタールの土地を10億5600万円を投じて開発し、2021年3月の工事完成を見込んでいる[9]。
下記の施設などへは、ほとんどの場合バスやタクシーへ乗り継ぐことになる。当駅前のバス乗り場にはマイクロバス用の駐車スペースもあり、当駅前発着の送迎サービスを実施している施設などもある。
- ウッディタウン[1]
- カルチャータウン
- 三田工業団地[1]
- 三田市民病院
- 有馬富士公園
- 神戸医療福祉専門学校
- 関西学院大学 神戸三田キャンパス[1](神姫バスを利用)
- 東条湖おもちゃ王国・ホテルグリーンプラザ東条湖(送迎バスを利用)
- 国道176号
- 兵庫県道141号黒石三田線
- 兵庫県道570号有馬富士公園線
- 武庫川
- ラ・ムー 新三田店
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、110頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b c d e f g h 『鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、69-82頁。
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、126頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-119-8。
- ^ “~駅のホームの安全性向上にむけて~ 鉄道駅バリアフリー料金制度によるホーム柵、 ホーム安全スクリーン整備計画について”. JR西日本グループ (2023年6月14日). 2023年6月16日閲覧。
- ^ a b “新三田駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月19日閲覧。
- ^ 兵庫県統計書
- ^ 三田市統計書
- ^ “新三田駅前、第2の玄関口へ 区画整理が本格着工”. 神戸新聞NEXT (2018年1月12日). 2018年1月12日閲覧。
固有名詞の分類
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