愛の営み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/29 08:15 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『愛の営み』 | ||||
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ローラ・ニーロ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1977年の夏、コネチカット州ダンベリーにて | |||
ジャンル | ポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード (UK, US) | |||
プロデュース | ローラ・ニーロ、ロスコー・ハーリング | |||
ローラ・ニーロ アルバム 年表 | ||||
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1976年リリースの『スマイル』のプロモーションのための広範囲にわたるツアーに続いて、1977年にライブアルバム『光の季節』を生み出したニーロは、ニューヨークでのスポットライトを浴びて過ごす生活からコネチカット州ダンベリーにある新しい家に移っていた。
ニーロは自宅にスタジオを建て、そこで『愛の営み』を構成する曲を録音した。歌は母性や女性性などのテーマを扱っており、注目すべきはアルバムでニーロが特にリラックスして歌っていることである。楽器は『スマイル』同様にレイドバックしてスムースだが、若干ジャズ風味が減じており、より旋律的になっている。プロデュースはニーロ本人とロスコー・ハーリングによるアシスト体制であり、技術はデイルとポップ・アシュビーがチーフエンジニアだった。
批評家はこのアルバムを旋律的な形に戻したと称賛し、ニーロはアルバムのリリースから2か月後に生まれた息子ギルを妊娠しているときにソロツアーでアルバムをサポートした。肯定的な批評と旋律的で、おそらくより商業的なサウンドにもかかわらず『愛の営み』は商業的には成功せず、1967年に『モア・ザン・ナ・ニュー・ディスカバリー』でデビューして以来、ビルボード 200(当時はPop Albumsチャート)を逃した最初のアルバムとなった。
そのような商業的な失敗の結果、『愛の営み』は何年も絶版のままとなり、間違いなく最も知られていない、最も珍しいニーロのスタジオアルバムである。1978年8月に息子が生まれた後、3年間の復活の後で息子を育てるために再び脚光を浴びる生活から退いた。彼女はさらに5年間レコーディングせず、レコーディングの間隔はますます断続的になった。『愛の営み』はニーロの最も過小評価されている作品の1つとして認識されている。
『愛の営み』は日本ではすぐにCDがリリースされたもののそれ以外では何年も絶版状態だったが、2008年4月8日に米国でIconoclassic Recordsによってリマスターされた形でCDで再リリースされた。
ギターはヴィニー・クザーノが演奏していた。クザーノは1982年から1984年にかけてヴィニー・ヴィンセント名義でKISSのギタリストとして活動した。
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