アンド・ホエン・アイ・ダイとは? わかりやすく解説

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アンド・ホエン・アイ・ダイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/29 05:16 UTC 版)

アンド・ホエン・アイ・ダイ」(And When I Die)はアメリカのシンガー・ソングライターであるローラ・ニーロが作詞作曲した曲。1966年にフォーク・グループのピーター・ポール&マリー(PP&M)によって録音され、同年発表されたアルバム『ピーター・ポール&マリー・アルバム英語版』に収録された。

1968年後半にジャズ・ロック・グループのブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ(BS&T)が録音したバージョンが最も広く知られている。

ピーター・ポール&マリーによるオリジナル

「アンド・ホエン・アイ・ダイ」はニーロが17歳の時に初めて録音した曲の一つである[1]。その後彼女は、この曲をPP&Mに5000ドルで売り[2]、PP&Mは6枚目のスタジオ・アルバム『ピーター・ポール&マリー・アルバム』(1966年)で発表した。

コーラス部の歌詞 "And when I die / and when I'm gone / there'll be one child born, in this world / to carry on / to carry on" で、死に対する前向きな態度を示している[3]

ローラ・ニーロ版

ニーロのバージョンは、1967年2月に発表された彼女のデビュー・アルバム『モア・ザン・ナ・ニュー・ディスカバリー』に収録された。

ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ版

「アンド・ホエン・アイ・ダイ」
ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズシングル
初出アルバム『血と汗と涙英語版
B面 Sometimes in Winter
リリース
規格 シングル盤
録音 1968年
ジャンル ジャズ・ロック
時間
レーベル コロムビア
作詞・作曲 ローラ・ニーロ
プロデュース James William Guercio
ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ シングル 年表
  • スピニング・ホイール英語版
  • (1969年 (1969)
  • アンド・ホエン・アイ・ダイ
  • (1969年 (1969)
  • Smiling Phases
  • (1969年 (1969)
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BS&T版はセカンド・アルバム『血と汗と涙英語版』(1969年)に収録された。同アルバムからの3枚目のシングルとして発売され、先行した2枚のシングル同様にBillboard Hot 100で2位に到達し、ゴールド・ディスクとなった。アメリカではビートルズの両A面シングルの『カム・トゥゲザー / サムシング』によって1位到達を阻止された[4]が、カナダでは1969年に1位に達した。

BS&T版には4分6秒のアルバム収録版と3分26秒に編集されたシングル版があり、アレンジはPP&Mのオリジナルやニーロ版とは全く異なるものだった。アルバム収録版には2か所のインストゥルメンタル・パートがあり、1か所はRMIエレクトラピアノ、もう1か所ではウェスタン・カウボーイ・ソングのように金管楽器テンプル・ブロックが使用されている。またコーラスとほかの2つのヴァースの間の一時停止はシングル版よりも長くなっている。

チャート履歴

チャート(1969年) 最高順位
オーストラリア ケント・ミュージック・レポート[5] 4
カナダ RPM トップ・シングル[6] 1
カナダ RPM アダルト・コンテンポラリー[7] 1
ニュージーランド・シングル・チャート 1
アメリカ ビルボード・ホット100[8] 2
アメリカ ビルボード・イージー・リスニング 4

その他

この曲はザ・ヘヴィーによっても録音されている。このバージョンはドラマ『トゥルーブラッド』シーズン4の最後でも使用された。

2000年のホラー映画『ファイナル・デスティネーション』の中ではジョー90英語版によっても演奏されている。

アリソン・クラウスとビリー・チャイルズは2014年のアルバム Map to the Treasure: Reimagining Laura Nyro にこの曲のカバーを提供している[9]

この曲の歌詞の一部が2016年のドラマ『ヴァン・ヘルシング』のシーズン1、エピソード3の最後に、ルキヤ・バーナード演じるドクが治療され、野生化(ゾンビ)状態から人間状態に戻るシーンで歌われている。

脚注

  1. ^ And When I Die by Blood, Sweat & Tears Songfacts”. Songfacts. 2011年5月18日閲覧。
  2. ^ Laura Nyro Biography”. Biography.com. 2011年5月18日閲覧。
  3. ^ And When I Die Lyrics”. Song Meanings. 2011年12月26日閲覧。
  4. ^ https://www.billboard.com/charts/hot-100/1969-11-29
  5. ^ Forum - 1970 (ARIA Charts: Special Occasion Charts)”. Australian-charts.com. 2016年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月7日閲覧。
  6. ^ RPM Top Singles, October 11, 1969
  7. ^ RPM Adult Contemporary, December 6, 1969
  8. ^ And When I Die - Blood, Sweat & Tears”. Billboard. Nielsen Business Media, Inc. 2011年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月18日閲覧。
  9. ^ Danton, Eric R. (2014年7月15日). “Alison Krauss Joins Billy Childs on Laura Nyro's 'And When I Die' (Exclusive)”. WSJ. https://blogs.wsj.com/speakeasy/2014/07/15/alison-krauss-joins-billy-childs-on-laura-nyros-and-when-i-die-exclusive/ 2016年8月23日閲覧。 

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