心不全 予後

心不全

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 09:05 UTC 版)

心不全(しんふぜん、: heart failure)は、何らかの原因によって引き起こされ、心臓の機能低下から起きる全身のさまざまな不調状態であり[1]、具体的には心臓のポンプ機能が徐々に低下し、全身に十分な血液を送り出せなくなっている心機能不全状態または心機能喪失状態である。マスメディア報道における誤用で誤解されやすいが、心不全は病気名称(病名)ではなく、病態(容態)である。かつては、医師も「死亡した原因不明な時」に書いてきたが、心臓の機能喪失は即ち死亡を意味するため、「心停止に至った原因となる疾患名」を書くこととなっている死亡診断書死因欄に記載することは原則禁止になっている。慢性心不全の場合は息切れやむくみといった自覚症状から始まり、どんどん悪化していくために放置で増悪を繰り返すたびに心機能が低下し、命の危険も増していき、最終的に死亡に繋がる[2][3][4][5]。心機能不全状態となる原因には様々あり、心筋梗塞心筋弁膜症心筋炎など心臓の病、心臓を取り巻く環境(高血圧貧血破傷風菌など感染症罹患やその生体反応による敗血症等)の悪化から心臓に負担がかかっているために起きる心不全もある[6][7][8]急性心不全の場合は、短時間で激しい呼吸困難になるため、重症の場合はそのまま死に至る[信頼性の低い医学の情報源?][4]




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