御茶ノ水電子製作所 御茶ノ水電子製作所の概要

御茶ノ水電子製作所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/05 14:28 UTC 版)

概要

グループ名「御茶ノ水電子製作所」は、設立当時、メンバーが御茶ノ水に居住していたことに由来している。グループの母体は、大学の友人同士が集まってスタートした文学系同人サークル「伝説伝承研究結舎」で、1990年代後半頃、御茶ノ水電子製作所としての活動がスタート。1999年に独立した[1]。 インターネットの普及と共にオンラインゲームに活動の場を広げ、同時に外部からのメンバーも多数参加するようになった。ファンタジーSFホラー、歴史物など、扱うジャンルは幅広い。当初はテキストメインのゲームが主体であったが、メンバーの枠が広がるにつれ、グラフィックや音声、BGMなどにも力を入れるようになった。

御茶ノ水電子製作所のアドベンチャーゲームはFlash Player上で動作するのが特徴であった。Flashを利用したゲーム作成ツールは、最終的に独自環境「Megalith」としてまとめられており、フリー版が公開されている[2]。「LEVIATHAN」では吉里吉里2が使用されている。

1999年に発表した「second Anopheles」三部作は、窓の杜やパソコン雑誌(晋遊舎刊『iP!』など)に取り上げられたこともあり[3][4]、御茶ノ水電子製作所の代表作と言える。「second Anopheles」の前章に当たる「Anopheles」はゲームではなく小説作品として発表されており[5]、また「Anopheles」シリーズのラスト・エピソードとされる「Duolith」もゲーム化される前に小説として発表されている[5]

2003年には株式会社イオの商業ゲーム「てんしのかけら」の制作に参加[6]

2006年11月に成人向け商業ゲーム「飛ぶ山羊はさかさまの木の夢を見るか」の制作を公表し、2007年3月にコトノハfeat.戯画より発売された。

2008年には2作目の成人向け商業ゲームとなる「ラッキー×クロス(コトノハ)」を発売。2009年には「ふわりコンプレックス(戯画)」など、成人向け商業ゲームへの参加を継続。

2009年の夏に「Anopheles」シリーズの3作目「LabylinthOrigan」を発売予定であったが、2014年5月現在も未発売のままである。

2010年にホビボックス傘下に成人向け商業ゲームブランド「Molamola.software」を設立し、「のーぱんつ!!」を発売。2011年には「お前のパンツは何色だ!?」を発売。

2015年1月に新作ゲーム「祖師谷インクリメント」の製作を発表[7][8]

作品一覧

同人作品

  • cape jasmine
  • second Anopheles(三部作構成)
  • Departures
  • LONGESTCAPERUNNER
  • sing a wold noize
  • 彼岸
  • KURUKURU(イベント「九段ハンガー」参加者に配布)
  • Duolith(Anophelesシリーズ第2作)
  • 神玉果伝説
  • 僕らが戦争に反対する理由。
  • Deparetures second Engine
  • ラジオキャロライン
  • 夕張物語
    • 君のままでいて、君のままで行け
    • Goodby,Wells
    • rec
  • 朱鷺のことば
  • LEVIATHAN

商業作品

  • 「飛ぶ山羊はさかさまの木の夢を見るか」(コトノハfeat.戯画)
  • 「ラッキー×クロス」(コトノハ)
  • 「のーぱんつ!!」(Molamola.software)
  • 「お前のパンツは何色だ!?」(Molamola.software)

開発参加作品




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