坂折棚田 坂折棚田の概要

坂折棚田

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 06:47 UTC 版)

笠置山から望む坂折棚田

概要 

坂折棚田は、標高620.9メートルから446.0メートル(高低差174.9メートル)の位置にあり、468枚の水田を有する。畦の石積みは高さ1メートルから3メートルほどである。その斜度は1/3.8 - 1/7.5で平均斜度は1/7。灌漑用水が豊富で米と麦の二毛作ができたと伝えられている。坂折棚田は、戦国時代末期から江戸時代にかけて自然石を石積みして造られた棚田(千枚田)であり、付近の坂折集落は、大坂冬の陣の後に、美濃国加茂郡潮見村(現在の岐阜県加茂郡八百津町潮見)の山田惣左衛門の五男(忠左衛門)と六男(長左衛門)の入植に始まると伝わる。

保存活動

NPO法人恵那市坂折棚田保存会が、棚田オーナー制度による都市住民の農業体験、小中学校の生徒や企業の社員の農業体験、石積み塾の開催や各種ボランティア作業を行い、坂折棚田を中心とした里山の保全に努めている。なお、ここで収穫された米は坂折棚田米という名称で、恵那市内の数か所で販売されている。また、2009年以降、毎年5月30日に、田の神様灯祭りを開催している。

アクセス 

外部リンク 

座標: 北緯35度31分5.7秒 東経137度17分11.7秒 / 北緯35.518250度 東経137.286583度 / 35.518250; 137.286583




「坂折棚田」の続きの解説一覧




坂折棚田と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「坂折棚田」の関連用語

坂折棚田のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



坂折棚田のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの坂折棚田 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS