在日朝鮮語 概説

在日朝鮮語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 01:38 UTC 版)

概説

在日韓国・朝鮮人の主流を占める旧移民の一世は朝鮮半島南部、なかでも慶尚南道・慶尚北道・済州島出身者が多い[注 1]ため、彼らの話す朝鮮語はソウルの標準語とは多少違っていた。さらに、二世以降の日本で生まれ育った世代は、母語日本語であり、朝鮮語を学ぶにしても第二言語として学ぶことになり[要検証]、彼らの話す朝鮮語は日本語の影響を受けることとなる。この結果、日本生まれの世代が中心となった現在の在日韓国・朝鮮人社会では、朝鮮語が使われる時も朝鮮半島のものとは大きく違う独特の在日朝鮮語が使用されることになった。

現時点で在日韓国・朝鮮人によって話される言語は主に日本語であり、朝鮮語を話す者は少数派である。そのうち一部は朝鮮半島出身の朝鮮語母語話者であるが、大多数は朝鮮学校などでの民族教育で朝鮮語を習得している。朝鮮語の学習が上手くいかなかったり途中で諦めてしまうような場合、在日朝鮮人によって話される朝鮮語は、日本語に強い影響を受けたものとなる。また、日本人の朝鮮語学習者においても、この在日朝鮮語とほぼ同じ現象が起きる傾向にある。

日本人との会話においては特に在日韓国・朝鮮人固有の特徴はないが、在日韓国・朝鮮人同士で日本語を話す場合、親族名称などに朝鮮語由来のものを使う場合がある。また、朝鮮学校関連の朝鮮語語彙も使われる。

例:うちのアボジはウリハッキョでウリマルを勉強しています。(うちの父は朝鮮学校で朝鮮語を勉強しています)








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