停車駅通過防止装置 その他

停車駅通過防止装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/04 02:09 UTC 版)

その他

京浜急行電鉄

踏切道防護システム(ふみきりどうぼうご-)と称する。後述の通りあくまで未遮断の踏切道への進入を防止する為のもので、厳密な意味での停車駅通過防止装置ではない。 列車が停車駅に接近した際、C-ATS地上装置よりATSパターン信号が送信される。C-ATS車上装置にてATSパターン信号を受信するとATS表示灯最下部の列車種別表示が「停P」の表示に変わり、点滅する。受信したATSパターン信号に抵触した列車は常用最大制動又は非常制動にて停止する。なお、上記機能は駅直近に踏切道を有する(停車駅を誤通過した際に所定の警報時素が確保できない)場合のみ使用される。従って直近に踏切道が無い駅や、駅から直近の踏切道までの距離が短く非常制動でも踏切道の手前までに停止できないため、列車がその駅に進入した時点で既に直近の踏切道の遮断が完了している場合などでは使用されない。但し、高速運転から減速・停車し、かつカーブ先にあり見通しが悪い駅などの場合は、直近に未遮断の踏切が無くても当機能が使用される駅がある(平和島駅など)。

また一部の駅の手前には列車選別確認灯が設けられており、点滅時は停車、点灯時は通過を意味する。あくまで列車選別装置の一種でありこの標識自体に強制力はないため誤通過を完全に防止することはできないが、上述のように接近駅が停車駅であるか否かを伝えているため、実質的に簡易的な停車駅通過防止装置として機能している。

脚注

関連項目


注釈

  1. ^ 新交通システムの山口線(レオライナー)を除く。
  2. ^ 現在は列車情報装置を使用する。
  3. ^ 車両によりモニタ装置画面に内蔵)
  4. ^ ATSとも連動。説明記事

出典

  1. ^ a b c d e f 「鉄道ピクトリアル」2002年4月臨時増刊号(通巻716号) 信号・通信設備の概要 誤通過防止装置 p.61
  2. ^ 2019会社要覧(全ページ一括)(PDF) 年譜 p.75 - p.81
  3. ^ 『運転協会誌』2013年2月(第55巻第2)号 日本鉄道運転協会
  4. ^ 阪神電気鉄道公式HP内「安全報告書2009」


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