三菱・タウンボックス タウンボックスワイド

三菱・タウンボックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/07 13:38 UTC 版)

タウンボックスワイド

三菱・タウンボックスワイド
U65W/66W型
フロント
概要
販売期間 1999年6月 - 2001年8月
ボディ
乗車定員 6人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバーミニバン
駆動方式 FR/フルタイム4WD
パワートレイン
エンジン 4A31型 SOHC 直列4気筒 1.1L
変速機 4AT/5MT
車両寸法
ホイールベース 2,390 mm
全長 3,605 mm
全幅 1,535 mm
全高 1,810 mm
車両重量 990-1,050 kg
その他
ベース 三菱・タウンボックス
系譜
後継 三菱・ディオンに統合(5ナンバー3列シート車として実質上)
テンプレートを表示
1999年6月
パジェロジュニアトッポBJワイドと共通の4A31型4気筒SOHC16バルブエンジンを搭載して1,100 ccとし、樹脂製大型バンパーやオーバーフェンダーの装備で外寸を拡大して小型乗用車登録として登場した小型ワンボックスカー。ラインナップは1グレードのみで、2WD(後輪駆動)とフルタイム4WDが用意されていた。本家と異なり、カープラザ店でも扱われた。

座席は2名x3列で定員は6名で、全てがセパレートシートのため、片側のみを収納すると長尺物の積載が可能となる。サードシートはタウンボックスのラゲッジスペースに後付けしたかたちで装備されており、収納は左右の壁の凹みへ跳ね上げる形で、寸法は小さく、座面、背もたれ共に平板で薄い。特に背もたれは低く、ヘッドレストも付かない補助席(エマージェンシーシート)のような作りである。このため実質的には4人+2人乗りである。

オーバーフェンダーを採用し、アクの強い顔や補助席のような小振りの3列目シートはユーザーに敬遠され、ダイハツ・アトレー7(そのOEMトヨタ・スパーキーを含む)発売後は三菱リコール隠しも手伝って販売台数が月間100台以下と低迷した。

1999年7月
ピレネーブラックパールの車両をベースに、渡辺二巳秀の、エアブラシ技法による手描きスタイル「イルカが雲海を泳ぐ」絵柄が特徴的な「ボディアート・スペシャル」(限定10台)が限定販売された。予約はカープラザ店でのみ、7月の1か月間で受け付けられた[8]
2000年12月
タウンボックスと同時にマイナーチェンジが実施され不評だったサイドブレーキのセンター配置などが行なわれたが、販売台数回復となるグレード追加やフロントフェイス変更など商品強化は一切行なわれなかった。
2001年8月
スズキ・エブリイプラスダイハツ・アトレー7といった新規格軽自動車ベースのリッタークラスのワンボックスカーの先駆だったが、三菱の経営再建を理由に販売終了となり、ライバル2車よりも短い販売期間に終わった。2年間の販売台数は約3,450台。

派生車としてプロトン・ジュアラがある。


  1. ^ エアロ仕様 特装車 ビレットタイプグリル、フロントエアダム、サイドエアダム、リヤアンダースポイラー、メッキミラーカバー、リアルーフスポイラーを装備
  2. ^ 新型軽商用車『ミニキャブ トラック』、『ミニキャブ バン』、新型軽乗用車『タウンボックス』を発売 - 三菱自動車工業 プレスリリース 2014年2月27日
  3. ^ 新型軽商用車『ミニキャブ バン』、新型軽乗用車『タウンボックス』を発売』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2015年3月6日http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/products/2015/news/detail4871.html2015年3月6日閲覧 
  4. ^ 軽商用車『ミニキャブバン』、軽乗用車『タウンボックス』を一部改良』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2019年7月11日https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2019/detail5342.html2019年7月11日閲覧 
  5. ^ 軽商用車『ミニキャブバン』、軽乗用車『タウンボックス』を一部改良』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2021年9月24日https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2021/detail5553.html2021年9月24日閲覧 
  6. ^ 軽商用車『ミニキャブバン』、『ミニキャブトラック』の燃費性能を向上 軽乗用車『タウンボックス』を一部改良』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2022年4月21日https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2022/detail5610.html2022年4月21日閲覧 
  7. ^ 三菱が軽ワンボックスの「ミニキャブバン/タウンボックス」にCVTを搭載”. Web CG (2024年3月14日). 2024年3月14日閲覧。
  8. ^ タウンボックスワイド特別限定仕様車「ボディアートスペシャル」』(プレスリリース)三菱自動車、1999年6月3日https://www.mitsubishi-motors.com/jp/corporate/pressrelease/products/detail571.html2021年8月12日閲覧 






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