フラッシュ (DCコミックス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 19:22 UTC 版)
概要
別名は「地上最速の男」。4代目まで存在するので「地上最速の男たち」である[1]。
本項では彼らのサイドキックを務めるキッド・フラッシュについても説明する。
初代フラッシュ
フラッシュ | |
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出版の情報 | |
出版者 | DCコミックス |
初登場 | Flash Comics #1 (1940年1月) |
クリエイター | ガードナー・フォックス ハリー・ランパート |
作中の情報 | |
本名 | ジェイ・ギャリック |
所属チーム | ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ オールスター・スコードロン[1] ジャスティス・リーグ |
人物
本名:ジェイソン・"ジェイ"・ピーター・ギャリック。本拠地はキーストーン・シティ。1940年1月の『フラッシュコミックス』1号で初登場した。
大学生の時、原子の振動実験中の液体「ハード・ウォーター」を浴びたことが原因で、超高速の能力を手に入れる。彼は幼い頃に憧れていたパルプ小説のヒーロー「ウィンドランナー」に自らをなぞらえ、クライムファイター(犯罪者退治専門のヒーロー)としての活動を始めた。亜光速で走ることが出来、老化が遅い[1]。
ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)創立メンバーの一人。スピードフォースとの関連性は不明。コスチュームはギリシア神話のヘルメスをモチーフにしている。一度は引退したが、新生JSAに加入するため復帰した。
コスチューム
- 胸に黄色の稲妻の描かれた、真紅のボディシャツ
- 脇に黄色の稲妻模様の引かれた、青のタイツ
- 黄色の羽根の付いた浅いヘルメット(これは彼の父親の形見で、彼の父親が第一次世界大戦で被っていた鉄兜を改造した物)
- 黄色の羽根の付いた、真紅の短靴
映像作品
初代フラッシュの映像作品
- アニメ『バットマン:ブレイブ&ボールド』
- 声 - アンディ・ミルダー、日本語吹替 - 檜山修之
- ジャスティス・ソサエティー・オブ・アメリカの一員として登場。
- ドラマ『THE FLASH/フラッシュ』
- 演 - ジョン・ウェズリー・シップ
- ゲスト出演。
2代目フラッシュ
フラッシュ | |
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出版の情報 | |
出版者 | DCコミックス |
初登場 | Showcase #4 (1956年10月) |
クリエイター | ロバート・カニアー カーマイン・インファンティーノ |
作中の情報 | |
本名 | バーソロミュー・アレン |
種族 | メタヒューマン |
所属チーム | ジャスティス・リーグ |
パートナー | キッド・フラッシュ グリーンランタン グリーンアロー |
人物
本名:バーソロミュー・"バリー"・ヘンリー・アレン。本拠地はセントラル・シティ。1956年10月の『ショーケース』4号で初登場した。
警察の化学班で働いていたバリー・アレンは、実験室で雷に打たれ、無数の薬品を浴びたことをきっかけに超高速で走る能力を得た。コミックで憧れていたフラッシュ(初代)にちなんで自らフラッシュを名乗り、クライムファイターとしての活動を始める。ジャスティス・リーグ(JLA)創立メンバーの一人。
「クライシス・オン・インフィニット・アース」事件の際に、アンチモニターの計画を食い止めるため、反物質砲の内部に降り、反物質の流れを逆転させることに成功するが、全生命力を燃やしつくして死亡。彼の人知れぬ活躍により、多次元宇宙崩壊の危機は回避された。だが、「インフィニット・クライシス」事件において、バリーは命を落としたのではなくスピードフォースの存在する別次元に封じ込められていたことが判明、そして「ファイナル・クライシス」事件で別次元からの帰還を果たし、ヒーロー活動を再開する。
コスチューム
- 胸に黄色の稲妻の描かれた、真紅のボディースーツ(普段は圧縮され、指輪の内部に収納されている)。
- 耳に羽根型の金属飾りの付いたマスク。口元のみ露出している。
- 耳飾りは、警察無線などの受信機になっている。
映像作品
2代目フラッシュの映像作品
- 映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
- 演 - エズラ・ミラー、日本語吹替 - 小林親弘
- レックス・ルーサーが保管していたメタヒューマンのファイル内の映像に登場。コンビニ強盗を超人的なスピードで退治した。またブルース・ウェインに警告を伝えるために時間移動能力で未来からやってきたが、コントロールがうまくいかず失敗した。
- 映画『スーサイド・スクワッド』
- 演 - エズラ・ミラー、日本語吹替 - 小林親弘
- キャプテン・ブーメランの紹介シーンで登場。強盗殺人を行っていたキャプテン・ブーメランを投獄した。
- 映画『ジャスティス・リーグ』
- 演 - エズラ・ミラー、日本語吹替 - 細谷佳正
- セントラルシティの学生。ブルース・ウェインからスカウトを受けて、ジャスティス・リーグのメンバーに加入。
- 映画『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』
- 演 - エズラ・ミラー、日本語吹替 - 細谷佳正
- 上記映画のザック・スナイダー監督編集の特別版。本作のキーパーソンとなる。
- アニメ映画『DC がんばれ!スーパーペット』
- 声 - ジョン・アーリー 、日本語吹替 - ランズベリー・アーサー
- ジャスティス・リーグの一員として登場。のちにマートンの飼い主となる。
- 映画『ザ・フラッシュ』
- 演 - エズラ・ミラー、日本語吹替 - 細谷佳正
- 主人公。母親の死を防ぐために時間を遡ろうとするが、失敗し過去のヴィランと戦うこととなる。
- ドラマ『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』
- 演 - ジョン・ウェズリー・シップ
- 主人公。能力を得る場面から描かれる。
- ドラマ『THE FLASH/フラッシュ』
- 演 - グラント・ガスティン、日本語吹替 - 福山潤
- 主人公。『ARROW/アロー』第2シーズン第8話「来訪者」にもゲスト出演。
- ドラマ『ピースメイカー』
- 演 - エズラ・ミラー、日本語吹替 - 細谷佳正
- カメオ出演。ピースメイカーの元にアクアマン、スーパーマン、ワンダーウーマンと共に現れる。
- アニメ『バットマン:ブレイブ&ボールド』
- 声 - アラン・テュディック、日本語吹替 - 佐藤拓也
- プロフェッサー・ズームとの戦いの末に死亡したと思われていたが、未来でプロフェッサー・ズーム(リバースフラッシュ)に捕まっていた。
- アニメ『ヤング・ジャスティス』
- 声 - ケビン・マイケル・リチャードソン/ジェームズ・アーノルド・テイラー
- ジャスティス・リーグ創設メンバーとして登場。本作ではインパルスの祖父という設定。
- アニメ『バットマン・アンリミテッド』
- 声 - チャーリー・シュラッター
- アニメ『DCスーパーヒーロー・ガールズ』(2015年-2018年 / 2019年-現在)
- 声 - ジョシュ・キートン、日本語吹替 - 中村章吾 / 豊永利行
- アニメ『ジャスティス・リーグ・アクション』
- 声 - チャーリー・シュラッター
- アニメ『ジャスティス・リーグxRWBY スーパーヒーロー&ハンターズ』
- 声 - 千葉翔也
3代目フラッシュ
フラッシュ | |
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出版の情報 | |
出版者 | DCコミックス |
初登場 | キッド・フラッシュ the Flash #110 (1960年1月) フラッシュ Crisis on Infinite Earths #12 (1986年3月) |
クリエイター | ジョン・ブルーム カーマイン・インファンティーノ |
作中の情報 | |
本名 | ウォーリー・ウェスト |
種族 | メタヒューマン |
所属チーム | ティーン・タイタンズ ジャスティス・リーグ |
パートナー | グリーンランタン ナイトウィング |
人物
本名:ウォーレス・"ウォーリー"・ルドルフ・ウェスト。本拠地はキーストーン・シティ。キッド・フラッシュとして1960年1月の『フラッシュ』110号で初登場した[1]。3代目フラッシュとしては、1986年3月の『クライシス・オン・インフィニット・アース』12号で登場した。
少年時代のウォーリーは、叔父のアレン[3](2代目フラッシュ)の研究所を訪れた際に落雷とともに化学薬品を全身に浴び、超高速の能力を手に入れた。彼はフラッシュのサイドキック、キッド・フラッシュとして活躍する一方、「ティーン・タイタンズ」を結成した[3]。しかし、「クライシス・オン・インフィニット・アース」事件でバリー・アレンが名誉の戦死を遂げたことから、叔父のコスチュームとフラッシュの名を受け継いで、3代目フラッシュとなる。
「インフィニット・クライシス」事件の際、並行宇宙からやってきたスーパーボーイ・プライムをスピードフォースの中に封じようと限界まで力を発揮した結果、妻のリンダ・パークと双子の子供アイリーとジェイと共に別次元へと消え去った。しかしその後、後を継いだ4代目フラッシュが死亡するのと前後して再び元の世界に帰還し、ヒーローにも復帰する。
コスチューム
- 2代目と同じ
キッド・フラッシュのコスチューム
- 胸に赤い稲妻が描かれた、黄色と赤のツートンカラーのボディスーツ。
- 頭髪と口元の露出したマスク。
- 耳にある金属製の羽根型飾りの色は赤[4]。
映像作品
3代目フラッシュの映像作品
- ドラマ『THE FLASH/フラッシュ』
- 演 - キーナン・ロンズデール、日本語吹替 - 村瀬歩
- アニメ『スーパーマン』
- 声 - チャーリー・シュラッター、日本語吹替 - 山野井仁
- 3代目フラッシュとしてシーズン2の第4話「世界一速い男」にゲスト出演。
- アニメ『ジャスティス・リーグ』
- 声 - マイケル・ローゼンバウム、日本語吹替 - 千葉進歩
- 3代目フラッシュとしてレギュラーメンバーで登場。
- アニメ『ジャスティス・リーグ・アンリミテッド』
- 声 - マイケル・ローゼンバウム
- 上記作品の続編。日本未放送。
- アニメ『バットマン:ブレイブ&ボールド』
- 声 - ハンター・パリッシュ、日本語吹替 - 井口祐一
- キッド・フラッシュとしてゲスト出演。
- アニメ『ティーン・タイタンズ』
- 声 - マイケル・ローゼンバウム、日本語吹替 - 井上剛
- キッド・フラッシュとしてゲスト出演。
- アニメ『ヤング・ジャスティス』
- 声 - ジェイソン・スピサック、日本語吹替 - 前野智昭
- キッド・フラッシュとしてレギュラー出演している。アルティミス(グリーンアローのサイドキック)の恋人になる。
- ^ a b c d e スコット・ビーティほか 赤塚京子ほか訳 (2011). 『DCキャラクター大事典』. 小学館集英社プロダクション. p. 124. ISBN 978-4796870795
- ^ 『DCキャラクター大事典』 126頁。
- ^ a b c 『DCキャラクター大事典』 125頁。
- ^ 黄色の場合もあり。
- ^ 『ターミナル・ベロシティ』TPB、1995年『DCキャラクター大事典』 125頁。
- ^ “フラッシュポイント”. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “フラッシュ:新たなる挑戦(THE NEW 52!)”. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “フラッシュ:ローグズの逆襲(THE NEW 52!)”. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “フラッシュ:グロッドの脅威(THE NEW 52!)”. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “フラッシュ:邪悪なる閃光(THE NEW 52!)”. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “フラッシュ:ライトニング・ストライクス・トゥワイス”. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン”. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “DC KIDS タイニー・タイタンズ #1”. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “DC Super-Pets Character Encyclopedia”. 2012年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月4日閲覧。
- ^ “映画『ザ・フラッシュ』公式サイト。デジタル配信中!10.20 ブルーレイ&DVD/4K UHDリリース!”. ワーナー・ブラザース映画. 2023年12月8日閲覧。
- ^ “DCコミックス「ザ・フラッシュ」が映画化!”. シネマトゥデイ. (2014年10月17日) 2014年10月20日閲覧。
- 1 フラッシュ (DCコミックス)とは
- 2 フラッシュ (DCコミックス)の概要
- 3 4代目フラッシュ
- 4 サイドキック
- 5 スピンオフ
- 6 出典
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