ファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/05 02:36 UTC 版)
ファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場 Juancho E Yrausquin Airport | |||||||
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IATA: SAB - ICAO: TNCS | |||||||
概要 | |||||||
国・地域 | オランダ | ||||||
所在地 | BES諸島・サバ島 | ||||||
種類 | 商業 | ||||||
運営者 | ウィンドワード・アイランズ航空 | ||||||
標高 | 18 m (60 ft) | ||||||
座標 | 北緯17度38分42秒 西経63度13分12秒 / 北緯17.64500度 西経63.22000度座標: 北緯17度38分42秒 西経63度13分12秒 / 北緯17.64500度 西経63.22000度 | ||||||
滑走路 | |||||||
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空港の一覧 |
概要
飛行場はサバ島の北東端、海に突き出た三角形の狭い平地に位置している。三角形の西南側の辺は急傾斜の山腹が迫っており、残る二辺は崖になって海に落ち込んでいる。滑走路両端は、約20mの断崖絶壁で海へと切り落とされており、離着陸時にオーバーランすればただちに崖から海に転落することになる。滑走路の短さに加えて、こうした過酷な立地からも、離着陸のために操縦士の高度な技量が求められる飛行場として知られているが、大きな事故は今まで起こっていない。
飛行場の開港は1959年[1]。このような極端な飛行場が作られたのは、サバ島がシーナリー山(877m)を中心とした火山島であり、これ以上に平坦な土地がなかったためである。サバ島最大の集落ボトムは、シーナリー山を挟んで約5km南西にある。山の中腹に連なるいくつかの集落を結んでいる幹線道路の一端は飛行場につながっているが、アクセス道路は約400mの標高差を降る急激な下り坂になっている。
この飛行場は公式には廃港とされており、滑走路には進入禁止を示す「X」印が描かれている。しかし、当地(2010年10月まではオランダ領アンティル)の民間航空当局が権利を放棄するのと引き換えに、航空会社が責任を負ってこの飛行場を利用している。人口約1500人の島では唯一の空港として、島民や観光客の玄関口となっている。
施設
滑走路が396m(1300ft)と短いため、大型のジェット機は着陸することができない。この空港を利用できるのは、DHC-6やBN-2といった小型のプロペラ機や、ヘリコプターに限られる。
滑走路の南側には、小さな駐機場と空港ターミナルビルがある。駐機場はヘリポートとしても使えるようになっている。ターミナルビルには、航空会社(ウィンドワード・アイランズ航空)の事務所、出入国管理事務所、保安事務所、消防車1台を持つ消防署と管制塔がある。塔は飛行場情報業務のみで、管制業務はおこなっていない。
注釈
出典
- ^ http://www.sabatourism.com/topten.html
- ^ a b c d e f g h Will Johnson (2015年10月30日). “JUAN ENRIQUE IRAUSQUIN”. The Saba Islander. 2022年8月29日閲覧。
- ^ The History of Aruba内のThe strive for SeparationおよびTourism
- 1 ファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場とは
- 2 ファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場の概要
- 3 就航航空会社
- 4 外部リンク
固有名詞の分類
オランダ領アンティルの空港 |
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