パンガシウス科 パンガシウス科の概要

パンガシウス科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 02:02 UTC 版)

パンガシウス科
Pangasius hypophthalmus (カイヤン)
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ナマズ目 Siluriformes
上科 : ギギ上科 Bagroidea
: パンガシウス科 Pangasiidae
学名
Pangasiidae
Bleeker1858
英名
Shark catfish

Cetopangasius
Helicophagus
Pangasianodon (パンガシアノドン属)
Pangasius (パンガシウス属)
Pseudolais

パンガシウス科魚類の生息域

分類と化石記録

パンガシウス科は単系統群を形成しているが、いくつかの研究においては本科がスキルベ科英語版の下位分類であることが示唆されている。したがって、本科の分類学的地位は今後変更される可能性がある[2]

本科に属する2種の化石種が記載されている。中新世Cetopangasius chaetobranchusと、始新世Pangasius indicusがそれである。しかしながら、P. indicusについては発掘された地層の年代が公式には確定されておらず、存在した年代については議論の余地がある。したがって、信頼できる本科の最古の化石記録は中新世から発掘されたC. chaetobranchusということになる[2]

形態

背鰭はきわめて前方に位置し、頭部に近い。その形は縦に長く三角形になるが、英名の"Shark catfish"はこれからサメを連想したものである。臀鰭はいくぶん横方向に伸び、26-46軟条。ふつう、ヒゲは上顎と下顎に一対ずつあるが、メコンオオナマズの成体では上顎の1対のみしか持たない。寸胴の体型で、脂鰭があるのも特徴である[1]

利用

本科のある種はあっさりした白身魚で美味であり、広く食用にされる。近年は大規模に養殖されている。バサなどのベトナム産の養殖パンガシウスは白身魚のフライなどに加工され、北米や日本に大量に輸出されている。

出典




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