パネルでポン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 13:40 UTC 版)
Pokémon Puzzle League
ジャンル | アクションパズル |
---|---|
対応機種 |
NINTENDO64 Wii |
開発元 | Nintendo Software Technology Corporation |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1-2人 対戦プレイ |
メディア |
N64:256Mbitロムカセット Wii:バーチャルコンソール |
対象年齢 |
ELSPA:3+ ESRB: E (Everyone) OFLC:G (General) PEGI:3+ USK:Freigegeben ohne Altersbeschränkung |
デバイス | Wii:クラシックコントローラまたはニンテンドーゲームキューブコントローラ必須。 |
NINTENDO64への移植作品。アニメ版『ポケットモンスター』のキャラクターを採用した。開発はアメリカ合衆国に存在する任天堂の開発子会社Nintendo Software Technology Corporationが担当し、インテリジェントシステムズと任天堂のスタッフは監修、効果音の提供などで制作に協力している。
北米では2000年9月に、ヨーロッパでは2001年3月に発売されたが、日本では発売されなかった。北米版の発売後、日本では「日本未発売のポケモンのゲームソフト」として一部雑誌で紹介された。当時の任天堂は雑誌などにおいてポケモンでパネポンの反響により日本での発売を検討すると明らかにしたものの発売を見送った。日本国内では洋ゲー販売店により北米版が輸入販売された。
これ以前に発売された『ポケットモンスター ピカチュウ』や『ポケモンスナップ』でもアニメのキャラクター設定をゲームへ取り入れる試みがされたが、本作はアニメのキャラクターゲームとして開発され、サトシをゲームの主人公に起用したことが特徴である。物語の要所に挿入されるムービーシーンのアニメやゲーム内のBGMは『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』と現地吹き替え版のサウンドトラックから流用した。ゲーム画面の構成やキャラクターの頭に多数のパネルが降り注ぐゲームオーバー時の演出はスーパーファミコン版パネルでポンとの類似点が見られる。パネルの柄には従来の星やハートなどの図形の他ポケモンの属性マークを用意し、プレイヤーの好みに応じ切り替えを可能とした。
ゲームのルールには左右の繋がった筒状のフィールド内でパネルを操作する3Dモードが初登場し、従来のルールには2Dモードの名が与えられた。3Dモードは1人用のVS.COMなど一部のゲームモードではプレイすることはできない。パズルモードには自作問題の作成機能も搭載され、ゲームモードの名称はエンドレスがMarathon(マラソン)と表記されるなどポケモンの世界観に合うよう変更された。
ストーリー(Pokémon Puzzle League)
どこかのプールサイドでのんびりと休暇を楽しんでいたサトシとピカチュウ。そこへオーキド博士から連絡が入り、新しいポケモンバトルが開催されている事を聞かされる。2人は早速会場となるポケモンパズルリーグビレッジへ向かうが、ここでは仲間であるカスミとタケシを含んだポケモントレーナー達がパネポンバトルを繰り広げていた。
注釈
- ^ ストーリーがある場合、NORMAL以下では特定のボスを倒したところで打ち切られ、ストーリーを最後まで見られないようになっている。
- ^ EASY→NORMAL→HARD→HARD+の順。HARD+はHARDに合わせて、HARDクリア時のエンディング後に明かされる特定のコマンドを入力する必要がある。また、HARD+は画面には表示されず、HARDと表示される。
- ^ EASY→NORMAL→HARD→S-HARD→V-HARDの順。S-HARD以上はそれぞれHARD、S-HARDクリアで明かされるコマンドの入力が必要。HARDをコンティニューせずにクリアするかS- HARD以上をクリアすると出現するステージ15をクリアするとトゥルーエンドになり、この場合のみスタッフロールのBGMがファンファーレに変化する。
- ^ スーパーファミコン版のカセットを起動した際に「任天堂!」と言ったり、一部の作品でゲスト出演している(後述のキャプテン★レインボーを含む)のも彼女である。
- ^ 特定のコマンドを入力することにより、序盤の妖精たちとの戦いでも既に仲間になった他の妖精を選ぶことが出来る。
- ^ ボス戦以降で敗退した場合は、各キャラクターに退場台詞が用意されている。なお、離脱した妖精はその後も復活することは無く、HARD以上でのエンディングにおいても離脱した妖精の台詞はカットもしくは残留した別の妖精に置き換えられる。
- ^ いずれも、リップ以外の妖精で敗北した場合のコンティニューは、カウントされない。
- ^ この時、通常のHARDの場合はリップがプレイヤーに対して1度もコンティニューせずに再度クリアすることを促されるが、HARD+ではリップが自らコーデリアに対してこの旨を伝えるという内容に変化する。
- ^ その後の展開は通常のHARDとHARD+で異なり、通常のHARDでは提案を受け入れた後に仲間の妖精たちに感謝を表すが、HARD+でクリアすると提案を受け入れた上に自分に誇りを持つ発言をする内容に変化する。
出典・参考文献
- ^ a b “『スーパーパンチアウト』や『パネルでポン』など4タイトルが、5月20日から“ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン Nintendo Switch Online”に追加”. ファミ通.com. KADOKAWA (2020年5月15日). 2020年5月20日閲覧。
- ^ a b “【5月20日追加】『ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン Nintendo Switch Online』追加タイトル公開!”. 任天堂 (2020年5月15日). 2020年5月20日閲覧。
- ^ “Classic Nintendo puzzle game Panel De Pon has been added to Switch Online” (英語). VGC (2020年5月15日). 2020年6月8日閲覧。
- ^ a b c 「パネルでポン制作者インタビュー」『ユーズド・ゲームズ総集編1&2 復刻版』キルタイムコミュニケーション、2002年。ISBN 4-86032-025-5。
- ^ a b c d 「開発者直撃インタビュー」『ヨッシーのパネポン』小学館〈ワンダーライフスペシャル 任天堂公式ガイドブック〉、1997年。ISBN 4-09-102567-6。
- ^ a b インテリジェントシステムズ. “パネルでポン開発者インタビュー”. 2008年7月7日閲覧。
- ^ 金田一技彦『超絶大技林 '96年秋版』徳間書店インターメディア〈トクマインターメディアブック〉、1996年。ISBN 4-19-820012-2。
- ^ a b 「新作ゲームクロスレビュー」『週刊ファミコン通信』第10巻第44号(1995年11月3日号)、アスキー、29ページ。
- ^ 「名もなきゲームたちとの邂逅」『ユーズド・ゲームズ総集編1&2 復刻版』キルタイムコミュニケーション、2002年。ISBN 4-86032-025-5。
- ^ 「ユーゲー夏祭りレポート」『ユーゲーNo.9』第7巻第18号、キルタイムコミュニケーション、2003年、136-137ページ。
- ^ “「パネルでポン」開発者インタビュー 3ページ”. インテリジェントシステムズ. 2020年6月8日閲覧。
- ^ BEGINNER→NORMAL→HARDの順。
- ^ 게임물등급위원회. “게임물 상세정보” (韓国語). 분류번호 VC-080730-011. 2009年10月18日閲覧。
- ^ M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、27ページ
- ^ ただし、メニューからオプションを開き、セレクトボタンとAボタンを同時押しして出る隠し項目により設定する事が出来る
- ^ 「コラム:これまでの周年イベントと比べると・・・・・・」『スーパーマリオブラザーズ 百科』、小学館、2015年、189頁。 (ISBN 978-4-09-106569-8)
- ^ 『NINTENDOパズルコレクション』小学館〈ワンダーライフスペシャル 任天堂公式ガイドブック〉、2003年、68頁。ISBN 4-09-106096-X。
- ^ 任天堂. “キャプテン★レインボー”. みんなのニンテンドーチャンネルキャラクター紹介ムービー 第6話 あの夕日に向かって、オーファイオー!の巻、第7話 リップル♪ポップル♪うきうきリップとお花たん♪の巻. 2009年10月18日閲覧。
固有名詞の分類
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