デジモンアドベンチャーの登場キャラクター 選ばれし子供たちの家族

デジモンアドベンチャーの登場キャラクター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 03:49 UTC 版)

選ばれし子供たちの家族

ほとんどの家族がヴァンデモンに捕まるが、一部はヴァンデモンとの戦いで子供たちをサポートしてその戦いを見届ける。以後はパートナーデジモンとも家族ぐるみの交流が生まれる。続編の『02』ではあえて事情を伏せられていたようだが、最終話で子供たちが再びデジタルワールドの危機に立ち向かうことを知り、キャンプ場から大輔たちの救援に向かう太一たちを見送った。

八神 裕子(やがみ ゆうこ)
声 - 榊原良子(劇場版1作目)、水谷優子、重松花鳥(tri.) / 園崎未恵
第21(声のみ)、31、32、34 - 36、38、39、48、53、54話、劇場版2作目に登場
太一とヒカリの母。明るくて気さくで物事にはあまりこだわらない。その一方、太一とヒカリが恐竜(グレイモン)に食べられたと思い込んで困惑したり、3年前に太一のせいでヒカリが死にかけた際には太一を叱って引っ叩くなど、冷静さに欠けている。
初登場作である劇場版第1作目では、テレビ版とはほとんど別人。
劇場版第2作目では、ケーキを作ろうとするが、失敗してスポンジを焦がしてしまった。
『:』では第1、3、7、16 - 19話に登場。エンディングでは太一の母とクレジット表記されている。
八神 進(やがみ すすむ)
声 - 石丸博也(劇場版1作目)、千葉進歩(本編)、楠大典(PSPゲーム版)
第31、35、36、38、39、48、53、54話に登場
太一とヒカリの父。サラリーマン。呑気に見えるが冷静沈着でヴァンデモンに捕まった時にリーダーシップを発揮していた。3年前に太一のせいでヒカリが死にかけた時は自身も太一を叱ったが太一を引っ叩く妻に困惑し宥めていた。
裕子同様、初登場作の劇場版第1作目では、ほとんど別人。
『:』では登場しない。
ミーコ
声 - 冬馬由美(劇場版1作目)
第31、32、34話、劇場版2作目に登場
八神家の飼いネコ。劇場版1作目ではコロモンとのケンカに勝っている。ヴァンデモン編では自分が落としてしまったヒカリのデジヴァイスを取り戻すため、お台場中を奔走した。
『:』でも八神家で飼われている。
高石 奈津子(たかいし なつこ)
声 - 坂本千夏
第35、36、39、53、54話に登場
ヤマトとタケルの母。離婚した元夫やヤマトと離れて、タケルと2人で暮らしている。職業は理化学系のルポルタージュ。お台場在住でなかったことが幸いし、ヴァンデモンに捕らわれなかった家族の1人。戦いに赴こうとするタケルを引き留めようとするが、元夫・裕明に自分たちの離婚で引き裂いてしまった息子たちを思い、行かせてやれと諭され許す。
PSPゲーム版ではゴキブリよりクモが苦手だったことが判明し、ドクグモンを見て気絶した。
『:』では直接登場しないが、透明の写真に写っている。
石田 裕明(いしだ ひろあき)
声 - 平田広明
第35 - 39、53、54話に登場
ヤマトとタケルの父。離婚した元妻と次男のタケルと離れて、お台場でヤマトと2人で暮らしている。フジテレビ報道局に勤務。多忙なため、家事はヤマトに任せがち。第35話では離婚した今でも家族4人で写った写真を大切そうに持ち歩いている場面がある。ガブモンを「ガブモン君」と呼ぶ。ヴァンデモンが霧の結界を張った際にはその調査に赴き、ギザモンの大群に襲われたが無事に逃げ切る。ヤマトと合流した後は外部への連絡のためにフジテレビに潜り込むなどの活躍を見せる。
『:』では直接登場しないが、透明の写真に写っている。
キヌ(石田 キヌ〈いしだ キヌ〉)
声 - 菊池正美
劇場版2作目に登場
ヤマトとタケルの祖母。島根県の茅葺き屋根の家に暮らしている。耳が遠いわけではないが、電話越しの太一との会話が全く成り立たず、受話器を切ってしまった。
武之内 淑子(たけのうち よしこ)
声 - 藤田淑子
第26、35、36、38、39、53、54話、劇場版2作目に登場
空の母。古く伝統のある華道の家元を務めている。落ち着きがあって、クールな雰囲気を持つが、精神面は不器用な女性。その不器用さゆえに、空への愛情が伝わらず、すれ違いもあったが、ピヨモンのお陰もあって、和解する。ピヨモンを「ピヨさん」と呼ぶ。
『:』では第20話の回想シーンで登場。
武之内 春彦(たけのうち はるひこ)
空の父。大学教授で人文学を担当。丈の兄・シュウは彼の教え子でもある。アニメ版には未登場(ただし、続編の『02』には登場)で、小説版に登場。
『:』では登場しない。
泉 佳江(いずみ よしえ)
声 - 荒木香恵、水谷優子(第5話のみ)
第5、31、36、38、39、53、54話に登場
光子郎の養母。優しい母親で、光子郎がいつまでも他人行儀で心を開かないことを気に病んだり、デジタルワールドから帰ってきた後、どこか隠し事のある様子の光子郎を心配したりしている。テントモンを「テントさん」と呼ぶ。光子郎の活躍で難を逃れ、ヴァンデモンとの決戦を見届けた。
『:』では登場しない。
泉 政実(いずみ まさみ)
声 - 菊池正美
第5、31、36、38、39、53、54話に登場
光子郎の養父。光子郎に深い理解を示している。数学者でもあった光子郎の実の父親とは遠縁にあたり、光子郎の実の両親が交通事故で亡くなったのと生まれた子供(男の子)が病死したのをきっかけに光子郎を引き取ることにした。光子郎の活躍で難を逃れ、隠れている間に妻と相談して光子郎に事実を打ち明けた後にヴァンデモンとの決戦を見届けた。
『:』では登場しない。
太刀川 サトエ(たちかわ サトエ)
声 - 徳光由香 / 高野麻里佳
第35、38、39、53、54話、劇場版2作目に登場
ミミの母。ミミと同じように、かなり個性的な味覚をしていて、キムチチャーハン生クリームをのせていた。性格はミミよりも自己中心的で幼く天真爛漫で、ミミさえも呆れるほど。夫とは未だに新婚気分。
『:』では第21話に登場。
太刀川 ケースケ(たちかわ ケースケ)
声 - 櫻井孝宏
第35、38、39、53、54話、劇場版2作目に登場
ミミの父。主にロック系ミュージックのフリーのミキサー。普段はのんきな父親だが、ダークティラノモンに襲われそうになった際、掃除用の車両で特攻する勇気をみせた。
『:』では第21話に登場。
太刀川 源一郎(たちかわ げんいちろう)
声 - 池水通洋
『:』第6、21話に登場
ミミの祖父。太刀川重工の会長。病院や放送局に移動電源車を無償貸与し、陣頭指揮を執る。
城戸 シン(きど シン)
声 - 菊池正美 / 草尾毅
第38、39、46、53、54話
丈の長兄で医大生。卒業後は離島の診療所で働くことを望んでいる。ヴァンデモン襲撃の際はバケモンたちによる騒動に気付かず、押入れから(寝ていたところから起きて)登場し、丈を驚かせるという呑気な一面も見せた(そのおかげで難を逃れた)。以後は医学生の知識を駆使して捕らわれた人々を見守り、デジモンワールドへ向かう丈たちを見送る。
『:』では第21話に登場。

注釈

  1. ^ 藤田は2018年に死去したため、『共闘ことばRPG コトダマン』でのコラボイベントなど[1]、初代準拠の作品でもリブート版の三瓶が起用されている。
  2. ^ 第22話でピコデビモンに自己紹介をした時に「ぼく」と言ったことがある(PSP版では「オレ」と言っている)。劇場版1作の幼少期においても「ぼく」になっている。『:』の幼少期でも 「オレ」のままになっている。
  3. ^ なおデジモンワールドでは、現実世界の1分が1日だったため、太一が戻ってきた時は2か月が経っていた。
  4. ^ ゴーストゲーム』での第30話でも、荒巻カヨノは、宙のパートナーデジモンであるガンマモンと一度だけ衝突しているものの、『無印』のヤマトとは違い、自分の内面と戦うようになったことがない。
  5. ^ 水谷は2016年に死去したため、『共闘ことばRPG コトダマン』でのコラボイベントなど[1]、初代準拠の作品でもリブート版の白石が起用されている。
  6. ^ 劇場版第2作では誕生日が3月近辺の早生まれとされていることから、5年生の夏休みの段階では10歳である。
  7. ^ 華道家元である母親に女子サッカーチームに所属していたころ、足の怪我を心配して止められるが、それを家元の後継ぎとしか見られていないと勘違いしてしまった上に肝心な試合に間に合わず、チームは惨敗したことで居場所をなくし、脱退することになった。
  8. ^ デジタルワールドでは動作する場所が限られていた。
  9. ^ 裏を返せば、家庭のトラブルや進路などの悩みが一切無い最も普通の子供らしいともいえる。
  10. ^ 小説版によると担任教師の勧めと班長に選ばれた責任から参加。
  11. ^ 第7話では太一とヤマトの口喧嘩で感情的になり「オレ」と言った。
  12. ^ 「テストができるよくできる。あら不思議よくできる。100点満点大喜び」を逆読みしたもの。
  13. ^ 本来の担当はミミであった。元々は人間用の予定だったが、直後のシェルモンとの戦闘が原因でデジモンのエネルギー補給にも用いられ、第11話では漂流中にゴマモンが全部食べてしまった。
  14. ^ ただし、血を見ただけで気絶するようなタイプであるために医者には向いていないのではないかと兄のシンには心配されている。PSPゲーム版では貧血にはなるが血を見ても気絶しなくなった。
  15. ^ 小説版ではタケルが父と兄の暮らすマンションに泊まりに来た時に、子供会のキャンプの知らせを見たタケルが一緒に行きたいと言い出したことから父親が取り計らったことが描かれている。
  16. ^ 小説版によると三軒茶屋のマンション暮らし。
  17. ^ 『:』での第38話の終盤でタケルがぺガスモンに乗ってヤマトを迎えに来たという。
  18. ^ 『:』での第61話にて初めていざという時の勇気を絞った時もあった。
  19. ^ 小説版ではぶり返した描写はない。
  20. ^ 成長期から直接究極体に進化し、その過程である成熟期・完全体が飛ばされるため。
  21. ^ パタモンは天使の羽、パルモンは緑、テントモンは紫と、パートナーの紋章の色とは補色とも、お互いに交換しあったとも言えるような形となっている。
  22. ^ 今作の第53話、第54話と『:』では成長期に退化している。
  23. ^ 『アドベンチャー』で暗黒進化したスカルグレイモンとは異なり、『:』で暗黒進化したムゲンドラモンはデビモンと同様な姿になっている。
  24. ^ ウィルス種であるが、暗黒進化ではなく理性を保ったままの究極進化が可能。光子郎曰く「環境に適応した進化」。
  25. ^ また、2021明治安田生命J1リーグの第17節にて川崎鹿島戦の始球式で登場している。
  26. ^ ただし光子郎を「光子郎はん」と呼んだのは第4話から。
  27. ^ 『tri.』・『:』を除き、溝脇しほみ名義。
  28. ^ a b ただし、デジメンタル無しの通常進化。可能性は低いもののアーマー体への通常進化は可能。
  29. ^ 『tri.』で暗黒進化したオファニモン:フォールダウンモードとは異なり、『:』でダークナイトモンに変貌したテイルモンは『テイマーズ』で暗黒進化したメギドラモンと同様な怖いデジモンになっている。
  30. ^ しかし、『:』ではこのような性格はなかった。
  31. ^ くすぐったり殴ったりすると、人形と同じダメージを当人が受けてしまう。
  32. ^ 当のタケルとしては、その場凌ぎの手段であった。
  33. ^ 西村は『デジモンクロスウォーズ〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』でも同じ役を演じていた(こちらでの一人称は「ボク」)。
  34. ^ 真田は『デジモンクロスウォーズ』(第2期である『悪のデスジェネラルと七つの王国』まで)でも同じ役を演じていた。
  35. ^ デスモンは「デジモンウェブドット絵コンテスト」で入賞し採用されたもの。
  36. ^ 曜日をモチーフとした六人の魔将軍で構成された組織で、各々が特定の種族のデジモンの扱いに手慣れた戦闘のプロフェッショナル。ドルビックモン(究極体・竜人型デジモン・ウィルス種)、ネオヴァンデモン(究極体・アンデッド型デジモン・ウィルス種)、ザミエールモン(完全体・魔人型デジモン・データ種)、スプラッシュモン、オレーグモン(後に本編第60話、第64話、第67話(最終話)で登場する)、グラビモン(後に本編第61話、第64話で登場する)が所属する。
  37. ^ 前述したビッグデスターズのメンバーに加えオリンポス十二神族のアポロモンも所属する。後にオレーグモンとアポロモンが復活後に離反する。
  38. ^ 白石は『デジモンクロスウォーズ〜時を駆ける少年ハンターたち〜』でも同じ役を演じていた。
  39. ^ 塩屋は『デジモンクロスウォーズ〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』でも同じ役を演じていた。
  40. ^ 掛け声である「ガッポガッポ! ビバ、オレーグナ!」(本人曰く「聞けば誰でも俺様に跪く魔法の呪文」)は出さず、敵に対して少しふざけた態度を見せたり(ただし、冷酷かつ残酷な一面も見せることもある)、左目をウインクする仕草や、海に入ると沈んでしまうという弱点(超重量級の鎧で覆われているためであり、この弱点はスルトとヨルムンガンドを呼び出し引き揚げることでカバーされている)を見せなかった。
  41. ^ 今野は『デジモンクロスウォーズ』(第2期である『悪のデスジェネラルと七つの王国』まで)でも同じ役を演じていた。
  42. ^ 速水は『デジモンクロスウォーズ』(第3期『時を駆ける少年ハンターたち』まで)でも同じ役を演じていた。
  43. ^ 桑島は『デジモンクロスウォーズ』(第3期『時を駆ける少年ハンターたち』まで)でも同じ役を演じていた。
  44. ^ 中原は『デジモンクロスウォーズ〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』でも同じ役を演じていた。
  45. ^ ヴァルキリモンは「デジモンウェブドット絵コンテスト」で入賞し採用されたもの。
  46. ^ ただし、第31話ではアグモンがウォーグレイモン、第45話ではガブモンがメタルガルルモン、第52話ではピヨモンがホウオウモン、第55話ではパルモンがロゼモン、第59話ではテントモンがヘラクルカブテリモン、第60話ではゴマモンがヴァイクモン、第64話ではパタモンがセラフィモン、第65話ではテイルモンがオファニモンの紹介の時も勝手に担当することがあった。

出典

  1. ^ a b c d 『コトダマン』×『デジモンアドベンチャー』コラボ開催!!”. 【公式】共闘ことばRPG コトダマン. MIXI (2023年10月25日). 2023年10月25日閲覧。
  2. ^ 小説版1巻p87より。
  3. ^ アニメ第31話より。
  4. ^ デジモンアドベンチャー テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」角銅監督からのスペシャルコメント!!”. バンダイナムコゲームス公式サイト. バンダイナムコエンターテインメント. 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月17日閲覧。
  5. ^ 新作『デジモン』キャスト17人公開、人物キャラの声優一新 八神太一役を三瓶由布子」『ORICON NEWS』ORICON、2020年3月17日。2020年3月17日閲覧。オリジナルの2020年3月18日時点におけるアーカイブ。
  6. ^ デジモンアドベンチャー 15th Anniversary Blu-ray BOX初回限定特典のCDドラマ
  7. ^ アポカリモン | デジモン図鑑”. デジモンウェブ | デジモン公式総合サイト. 2020年2月4日閲覧。
  8. ^ アニメ「デジモンアドベンチャー:」公式”. Twitter (2021年2月6日). 2021年3月11日閲覧。
  9. ^ 第21話でのデジ文字で判明。
  10. ^ 「デジモンアドベンチャー:」は4月5日スタート、フジ生田アナも出演”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年3月6日). 2020年3月19日閲覧。





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