ツーリングマップル ツーリングマップルの概要

ツーリングマップル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 10:00 UTC 版)

概要

高速道路有料道路などにおける二輪通行料金や、二輪通行禁止区間といったライダーにとって必要な道路情報だけでなく、眺望の良いツーリングコースや名物の食べ物、ライダーハウスをはじめとする安価な宿泊施設、温泉林道などの情報が掲載されている。各地方版毎に担当取材者が存在し、同担当者および補助者の実走調査に基づいて編集されているため、情報の信頼性は比較的高いが、取材者によって若干掲載情報の傾向が異なる(オフロード派とオンロード派での違い。女性が担当するとスイーツ情報が多くなる。など)。

廃道や閉鎖された林道などは更新の際に適宜削除されるが、廃道散策を楽しむ目的で廃道となる前の旧版をあえて利用するライダーもいる[1]

歴史

1985年に関東2輪車ツーリングマップが発刊され、4年後に各地方の版が出そろって全8巻となった[1]。地図構成は同社のグランプリシリーズと同様であった。

1997年に、従来の2輪車ツーリングマップに代わり、スーパーマップルと同様のメッシュ方式の地図構成になったツーリングマップルが発売された。

現行のツーリングマップルは全7巻で、全て2003年版において改訂された第3版がベースになっている。2003年版以降は全て「SiMAP(サイマップ)」という同社独自のデータベースを利用している。

2018年には、電子書籍版の刊行を開始した[2]

「ツーリングマップル」シリーズ

ツーリングマップル
持ち運びやすいようにA5判(148mm×210mm)サイズで、折り返して使えるような製本となっている。製本様式は、かつてはリング綴じだったが、現在は「PUR製本」と呼ばれる強くて柔軟な糊付け製本に変更されている。縮尺は14万分の1(北海道版は20万分の1)を基本とし、主要都市等は5万分の1の縮尺で掲載されている。綴じ込みの全体マップは、耐水仕様(オーパー紙)となっている。電子書籍版も存在する。
『北海道』、『東北』、『関東甲信越』、『中部北陸』、『関西』、『中国・四国』、『九州沖縄』の7版が発行されていて、税込定価は全7点とも1944円(2015年版)である。増刷(新年版の発行)は概ね年に1回(2-4月頃)に行われている。なお年度によって、エリア外の部分の収録範囲が若干異なる。
ツーリングマップルR
版の構成と各版の記載内容は『ツーリングマップル』と同様であるが、一回り大きなB5判で、当初のRシリーズは耐水性の「オーパー」と呼ばれるパルプと樹脂の合成紙を用いており、雨に濡れてもページが破れたり貼り付いたりしないのがウリであったが2014年版以降は耐水性のない紙に変わった。製本様式はリング綴じである。2007年3月23日に発売された版のサイズ拡大に伴って、縮尺が12万分の1(北海道版は17万分の1)になっている。
税込定価は全7点とも、3024円(2015年版)である。増刷(2009年版の発行)も行われている。
ツーリングマップルマガジン
ツーリングマップル連動コンテンツとして、2008年3月25日に創刊された同シリーズの月刊誌。2008年5月発行の第3号をもって休刊となった[3]
ツーリングマップル メールマガジン
ツーリングマップルwebが配信するメールマガジンである。2008年5月以降は、休刊されたツーリングマップルマガジンの代替的役割も担っている[3]

関連項目




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