ジャレッド・レト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 01:29 UTC 版)
ジャレッド・レト Jared Leto | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2016年 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本名 | Jared Joseph Bryant[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
別名義 | Bartholomew Cubbins | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1971年12月26日(52歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 |
アメリカ合衆国 ルイジアナ州ボージャーシティ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 俳優・ミュージシャン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1992年 - | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
『ファイト・クラブ』 『アメリカン・サイコ』 『17歳のカルテ』 『レクイエム・フォー・ドリーム』 『パニック・ルーム』 『ロード・オブ・ウォー』 『チャプター27』 『ミスター・ノーバディ』 『ダラス・バイヤーズクラブ』 『スーサイド・スクワッド』 『ブレードランナー 2049』 『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』 『ハウス・オブ・グッチ』 『モービウス』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジャレッド・レトーとも表記される。本名はジャレッド・ジョセフ・ブライアント(Jared Joseph Bryant)。1990年代に俳優デビューし、2013年公開映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞など主要な映画賞で助演男優賞を獲得。
略歴
ルイジアナ州ボージャーシティ生まれだが、子供の頃は母親や2歳上の兄とともにワイオミング、コロラド、ヴァージニア、ハイチなどを転々として育つ[2]。ケージャン系米国人の母親は十代で二人の息子を生んでまもなく離婚、シングルマザーとなり高校も中退、別れた父親は別の女性と結婚したがその後自殺した[3]。ジャレッドと兄のシャノンは、母方の祖父が空軍兵士だったため引っ越しの多い幼少期を送った[3]。母親はヒッピーとなり、テレビもなく食糧配給券で食いつなぐ極貧生活をしていたが、1979年にヴァージニア州の眼科医と再婚、生活も安定し妹と弟も生まれたが1981年に再び離婚した[3][4]。義父・妹弟とは離れ離れとなったが、ジャレッドと兄はそのまま義父の姓レトを名乗っている[4][3]。コロラド州で3年、ハイチの首都ポルトープランスで2年近く暮らしたのち、ヴァージニア州の田舎町オークトンの高校へ通い、母親の勧めでギターを学び始める[4]。母親はハイチで医療慈善団体で働いたのち、帰国後カメラマンとなり、2007年にアクセサリー会社を起業した[4][3]。兄のシャノンは高校中退、ドラッグ中毒など荒れた青春時代を送ったが、1998年にバンドデビューし、俳優業にも携わった[4]。
ジャレッドは高校卒業後、絵画を学ぶためにフィラデルフィアのUniversity of the Artsに入学するが、途中で俳優を志すようになりニューヨークのSchool of Visual Artsに移った[5]。
1992年にロサンゼルスに移り、最初はミュージシャンを志すが、2年後にはテレビに出演するようになる。『アンジェラ 15歳の日々』で主人公が恋するイケメンの不良役で人気となったが、その後『シン・レッド・ライン』『ファイト・クラブ』といった映画に出演し、ダーレン・アロノフスキー監督の『レクイエム・フォー・ドリーム』では麻薬中毒に陥る主人公を演じて高い評価を得た。
2013年公開の映画『ダラス・バイヤーズクラブ』において、トランスジェンダーのHIV患者を演じるために30ポンドもの減量を行った[6]。その演技は絶賛され、2013年のハリウッド映画祭においてブレイクアウト演技賞を受賞した[7]のをはじめ、アカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞、クリティクス・チョイス・アワード助演男優賞、全米映画俳優組合賞助演男優賞を受賞した[8]。
2016年、『スーサイド・スクワッド』でジョーカー役を演じ話題となった[9]。
2017年、マーチン・サントフリート監督による映画 『アウトサイダー』で浅野忠信、椎名桔平、大森南朋、忽那汐里、HIROと共演。同作は2018年3月9日にNetflixで全世界向けに配信された。
2022年、『モービウス』で主演を務めた。この映画は「It's Morbin' time」というインターネット・ミームが大流行し、その盛り上がりもあって再上映までされた[10]。
同じく2022年には、「Apple TV+」で独占配信された『WeCrashed 〜スタートアップ狂騒曲〜』というドラマで主演し、アン・ハサウェイと共演した[11]。
人物
ベジタリアン[12]で映画の役作り(『チャプター27』)のために増量した時も肉は食べなかった。ちなみにその役作りの為の激太りで『ザ・ベストハウス123』(2009年1月28日放送)の「激やせ激太り自由自在!大変身を遂げたハリウッドスターBEST3」の3位に選ばれた。「第3位:ファンが失神!?イケメン俳優が見るも哀れな姿に!」で過激な増減量が紹介された。わずか2ヶ月間で30キロ増量という課題を与えられ、食事の回数を増やし、炭水化物中心の食事に。さらにアイスクリームを溶かし、それを飲んで常に胃を満腹にした[13]というのが紹介された。またレトはこの急激な体重増量が原因で一時痛風を患い、車椅子生活を送るはめになり[14]、その後、食事をハチミツとレモンだけに限定し元の体重に戻ったという。
キャメロン・ディアス(元婚約者)やアシュリー・オルセン、スカーレット・ヨハンソンと交際していたこともある。また、リンジー・ローハンと交際の噂もあった。
- ^ “Jared Leto” (英語). EthniCelebs. 2014年3月3日閲覧。
- ^ “Jared Leto Biography”. allstars-online.net. 2009年10月18日閲覧。
- ^ a b c d e Suicide Squad actor Jared Leto and his interesting personal lifeBHW, June 7, 2017
- ^ a b c d e EXCLUSIVE - Food stamps, living in a truck with his 'dirt poor, vagabond, hippy single mom': The heartbreak and hardship behind Jared Leto's moving Oscar tribute to his motherDaily Mail, 4 March 2014
- ^ “Jared Leto Bio”. tv.com. 2009年10月18日閲覧。
- ^ “'My organs shrank!' Jared Leto admits he 'didn't eat' to lose 30lbs for The Dallas Buyers Club as he shows off healthier frame”. 2013年10月9日閲覧。
- ^ “Jared Leto to Receive Breakout Performance Honor at Hollywood Film Awards”. 2013年10月9日閲覧。
- ^ “第86回アカデミー賞助演男優賞はジャレッド・レト!”. ニュースウォーカー. (2014年3月3日) 2014年3月3日閲覧。
- ^ “‘Suicide Squad’ Cast Revealed: Jared Leto to Play the Joker, Will Smith is Deadshot”. Variety (2014年12月2日). 2022年7月3日閲覧。
- ^ “『モービウス』がネットミームとなったことをきっかけにアメリカで再上映されるも、興行成績は振るわず”. IGN (2022年6月7日). 2022年7月3日閲覧。
- ^ “ドラマ『WeCrashed スタートアップ狂騒曲』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2022年5月9日). 2022年7月3日閲覧。
- ^ Peta 2 Vegetarian of the Year 2007 Voting
- ^ Jared Leto's Weird Weight Gain/Loss Regime - Starpulse Entertainment News Blog
- ^ Wheelchair-bound Jared Leto - Boston.com
- ^ “『アメリカン・サイコ』”. 株式会社 オフィスチャープ. 2021年2月17日閲覧。
- ^ “パニック・ルーム”. ソニー・ピクチャーズ公式. 2021年7月7日閲覧。
- ^ “スーサイド・スクワッド”. ふきカエル大作戦!! (2016年9月10日). 2021年2月17日閲覧。
- ^ “ブレードランナー 2049”. ふきカエル大作戦!! (2017年10月21日). 2021年2月17日閲覧。
- ^ “リトル・シングス”. ワーナー公式. 2021年7月7日閲覧。
- ^ “ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2021年9月21日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “ハウス・オブ・グッチ -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2022年5月10日). 2022年5月10日閲覧。
- ^ “モービウス -日本語吹き替え版”. (2022年4月1日) 2022年5月31日閲覧。
- ^ “ホーンテッドマンション(2023) -日本語吹き替え版”. 吹替キングダム (2024年2月14日). 2024年2月17日閲覧。
- 1 ジャレッド・レトとは
- 2 ジャレッド・レトの概要
- 3 出演作品
- 4 外部リンク
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